「ホワイトソックス－エンゼルス」（７日、シカゴ）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２４）は「５番・指名打者」で出場し、三回に３戦連発となる１９号３ランを放った。メジャー１年目の１９本塁打は日本選手では城島健司（マリナーズ、０６年）を上回る最多記録。

　１－１の三回１死一、二塁。大谷は初対決の左腕ロドンに対し、ツーボールからの３球目、１５１キロ速球を振り抜いた。打球はフェンス際でジャンプした中堅手のグラブの上を通過。大谷はホームランを確認できず、二塁上で審判の判定を待った後、ゆっくりとベースを回った。

　３戦連発となる一撃はメジャー１年目の日本選手では史上最多となる１９本目の本塁打。５日の試合前に右肘の靭帯に新たな損傷が見つかったが、スイングに支障はないことから打者として出場を継続した。「今のところ打者として十分仕事ができるという判断だったので」。試合前の言葉どおり、自分の役割をしっかり果たし、新記録を打ち立てた。