平野、球団新25試合連続無失点 上原の日本人記録あと2
「ダイヤモンドバックス1-2ジャイアンツ」(29日、フェニックス)
ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)が29日、フェニックスで行われたジャイアンツ戦で1-2の七回途中に登板し、2/3回を無安打無失点。連続試合無失点を球団新記録の25とした。
1点を勝ち越された七回1死二塁、もう失点は許されなかった。平野はしびれる局面で打者2人を完璧に抑え、「ゼロで抑えることが大事なので良かった」と貫禄を漂わせた。
直球は浮いたが、フォークボールは低めに制球した。ジャクソンから見逃し三振を奪うと、代打・ヘルナンデスは中飛に。悠然とベンチに戻り「うまいこと(球が)ばらけたので勝手に高低を使えた」と苦笑いを浮かべながら一息ついた。
上原(現巨人)が2013年のレッドソックス時代にマークした日本人大リーガー最長の27試合連続無失点にあと2に迫った。記事などを見て、嫌でも記録を意識してしまうそうだが、「光栄なこと。少しでも長く続けることがチームにプラスになる」と意欲も見せた。
チームの82試合目で早くも40試合目の登板を果たした。「苦しく40試合ではなく、あっという間だった。チームで一番投げるという思い」。疲労などどこ吹く風のように話し、頼もしさを感じさせた。





