大谷、イチローの前でマルチ 憧れの存在に大興奮「いいところを見せよう」

 マリナーズのイチロー(左)と握手するエンゼルス・大谷(共同)
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 「マリナーズ0-5エンゼルス」(4日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がシアトルでのマリナーズ戦に「5番・指名打者」でフル出場し、4打数2安打1打点で2試合連続6度目の複数安打をマークした。今季の残り試合には出場せず、会長付特別補佐に就任したマリナーズのイチロー外野手(44)は大谷の打撃を絶賛した。

 イチローがいるマリナーズとの初対戦。球団特別補佐に就任し、敵のベンチにいないと分かっていても、大谷にとって憧れの存在に変わりはなかった。

 「野球教室に来た小学生がすごく張り切って、いいところを見せよう、そういう気持ちだった」

 誰よりも大きなブーイングを浴びて打席に立った。「あまり経験がないのでヘンな感じでした」。昨オフの大谷争奪戦で有力候補の一つに挙げられていたマ軍。この日の敵地のブーイングは、二刀流の才能を認めている証拠だ。

 イチローの存在と敵地から感じる独特の空気。最初の打席で空振り三振を喫した23歳は「アメリカに来て一番力んでスイングしていた」と告白。これまで「打席では緊張しないタイプ」と言い続けてきたが、平常心ではいられなかったようだ。

 しかし、同じ轍(てつ)は踏まない。四回の中前打と五回の左越え適時二塁打は、いずれも2ストライクと追い込まれながらの快音。「自分の持ち味は出せたと思う」と胸を張った。

 打線の中軸を担う38歳のプホルスが五回にメジャー通算3000安打を達成。次打者の大谷も仲間とともに一塁の方へ駆け寄って祝福し、「歴史的な瞬間を間近で見れて、一生自慢すると思う」と言った。

 2日後の同カードで登板する見込みの大谷。「(イチローとの)対戦はなくなりましたが、何とかいいところを見せれるよう頑張りたい」。大谷にとっては背番号51の存在は計り知れない。

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