大谷50球で強制降板 米メディア酷評「開幕は1Aで」

 「オープン戦、エンゼルス6ー18ロッキーズ」(16日、テンピ)

 各地でオープン戦が行われ、エンゼルスとマイナー契約の大谷翔平投手(23)はアリゾナ州テンピでのロッキーズ戦に先発。1回1/3を投げて2本塁打を含む7安打で7失点を喫した。初黒星も付き、米メディアは「開幕は1Aで」と酷評した。

 実戦4度目の登板で初めてメジャー選手が並ぶ打線を相手に投げた。予定された75球を投げ切れず、50球での強制降板。大谷が初黒星を喫した。

 初回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、4番ストーリーを渡米後最速の158キロ直球で空振り三振に仕留めるなど後続をピシャリ。切れ味鋭いスライダーにスタンドから何度もため息が漏れた。

 ところが二回に一変する。先頭デスモンドに153キロ直球を左翼芝生席最深部に運ばれるなどし、結局は1回1/3を7安打7失点。練習試合2試合を含む実戦4試合は8回1/3を17失点。米メディアは厳しい論調でこの日の大谷の投球を伝えた。

 スポーツ専門局「ESPN」は、大谷の投球を視察したスカウトの話として「彼はまだ23歳。レベルの高い日本のリーグでプレーしてきたが、最高峰のリーグではない。開幕はマイナーリーグ、1Aで迎えるのがいいだろう」と、各球団の若手有望株と同じ育成コースを提案した。

 会見では米メディアの記者から「開幕マイナーの可能性は頭にあるか」との辛らつな質問が飛んだが「今の段階ではそれはあまり考えていない」と答えた大谷。開幕に向けて調整できる自信を問われると「不安なく入るシーズンは今までもなかったので、今年もある程度はそういうものはあるんだろうなと思ってますけど、課題を一つでもつぶしながら開幕に入っていければと思います」と前を見据えて話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス