上原、日本人最年長初球宴で本領発揮
「MLBオールスター、ア・リーグ5‐3ナ・リーグ」(15日、ミネアポリス)
切れのあるスプリットで、打者のバットに空を切らせた。ア・リーグの上原浩治(レッドソックス)は力のこもった4球で初の球宴を終え「選ばれた者しか出られない。満足です」と充実感をあふれさせた。
出番が巡ってきたのは5‐3の六回2死三塁。気合十分で、強打者メゾラコ(レッズ)を直球とスプリットで翻弄(ほんろう)して空振り三振を奪った。
日本選手で最年長となる39歳でたどりついた舞台だが、「年齢を気にして野球をしていない」と、いつも通り勝負に集中。昨季のワールドシリーズ制覇に続き、新たな勲章を手にした。「何事も経験しないと語れない。自分の野球人生で、いろいろと語れるうちの一つになると思う」としっかりと胸に刻み込んだ。