イチロー4の1…ヤンキースは3連敗

 「ヤンキース1-3ロイヤルズ」(9日、ニューヨーク)

 ヤンキースのイチローが9日(日本時間10日)、ロイヤルズ戦に「2番右翼」で出場し、4打数1安打。打率を・278とした。

 初回無死一塁の打席は右前打で好機を拡大し、後続の先制適時打をお膳立て。二回は遊ゴロ、五回は二ゴロ、八回は二ゴロだった。

 速攻だった。一回のヤ軍の攻撃。バント安打で出塁したガードナーを一塁に置いて、イチローが快音を響かせた。1ストライクからの2球目、138キロチェンジアップにきっちり対応。鋭いゴロが二塁手の左を抜ける間に一塁走者は三塁まで進み、3番カノの適時打を呼び込んだ。

 わずか9球で挙げた先制点。ヤ軍打線はその後も1死満塁と相手先発シールズを攻め立てたが、あと1本が出ない。結局、二回以降はわずか2安打。三塁さえ踏めずに完敗した。

 試合後の監督会見。米メディアがジラルディ監督に問うたのは、初回、1死一、二塁から5番アルモンテが右前打を放ったシーン。トムソン三塁コーチが三塁を回りかけた二走・イチローを止めたことについて「判断の難しいプレー。きわどいタイミングになっていただろう」とコーチを支持。一方のイチローは「僕はコーチのサインを待つしかない。それ以外ない。もしゴーだったら行くだけ。ライトから(の返球)だと目から入る情報を使える」と話した。

 7月は6連勝の後の3連敗。チームは今季最長の20連戦の真っ只中にいる。ここが我慢のしどころだ。

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