西日本初は大阪…子どもの仕事体験施設・カンドゥーの強みは「親しみやすさ」
西日本初上陸となる仕事体験テーマパーク「カンドゥー大日」(大阪府守口市)が、12月20日にオープン。子どもだけでなく「親子3世代で楽しめる」をテーマにし、気軽に参加しやすい「親しみやすさ」を重視している。
■ キッザニア創業メンバーが立ち上げた「カンドゥー」同施設は「イオンモール大日」3階に開業。運営元「イオンモール キッズドリーム合同会社」末松央行社長は、「全国のイオンモールでも最大級の店舗なので、広域からファミリー層の高い来館比率が期待できる。この新施設の目の前には今春に芝生広場『SHIBANIWA』も新設され、フロア全体で家族が楽しめる場になれば」と語る。
職業体験テーマパーク「キッザニア」の創業メンバーだったルイス・ラレスゴイチ氏が新たに立ち上げた「カンドゥー」。特に「家族が主役」の視点を大切にし、各アクティビティでは大人がお客役になったり、間近での見学、状況によっては仕事にも参加できるなど、子どもと楽しさを共有できる機会を増やしたそう。
また、保護者の休憩利用や家族で一緒に食事ができる、広々とした275席の飲食スペースも特長。時にはアトラクションに挑戦中の子どもたちが通ることも。例えば、警察官役から職務質問を受けたりと、大人も「カンドゥー」の登場人物になった気分で参加できる仕掛けも散りばめられている。
■ 「ごっこ&遊び感覚」で人生初の仕事体験を仕事体験の対象年齢は中学生以下。「カンドゥー」では「忠実な仕事の再現」より気軽に参加しやすい「親しみやすさ」を重視し、末松社長は「コアゾーンは3~8歳ぐらいを想定し、仕事ごっこや遊びという感覚でもできるような内容が、人生初めての仕事体験につながれば。そして、親子での貴重な思い出を作ってもらったり、将来ここで体験した仕事をしてくれたら嬉しいです」と期待を寄せる。
入場券は公式サイトから購入し、入場後にアクティビティを選択。参加時間3~4時間内での平均的なアトラクション体験は4~6つの想定で(時期により異なる)、プランの組み立て・攻略などに苦労しないよう、現場スタッフによる予約状況の説明や、今後は利用状況などのお知らせメールも検討中だという。
仕事体験アクティビティは、モデルやVR消防士、ピザ作り体験をはじめ、大阪から初登場の「かっぱ寿司」のすし職人、「ブルボン」のプチ販売員、「アート引越センター」の引越マスターなど32種。仕事をするとオリジナル通貨「カッチン」がもらえ、施設内での買い物やワークショップに使用できる。
場所は「イオンモール大日」イオン棟3階。営業は2部制、第1部は全日10時~14時、第2部は15時~18時、土日祝(および特殊日)は~19時。料金は2026年2月28日までオープン記念価格となり、第1部は小人(3~15歳・中学生以下)・2450円~、大人(16歳以上)・1900円、第2部は小人・1980円~、大人・1400円~(シーズンにより異なる)。
取材・文・写真(一部)/塩屋薫
(Lmaga.jp)
