行列ができる京都「八代目儀兵衛」の新展開……業界初、20分で“炊きたて土鍋ごはん” 「早いだけでなくおいしいごはんを」
1787年創業の老舗米屋「八代目儀兵衛」が、創業の地に新社屋を建設。その1階に「炊きたて土鍋ごはん OMOYA 八代目儀兵衛」(京都市下京区)を9月27日にオープンした。ひとりずつ提供する炊きたてごはんに、人気が集まっている。
2009年にオープンした祇園・八坂神社前の「京の米料亭 八代目儀兵衛」で、行列の絶えない店として京都では有名に。
さまざまな事業展開でお米の普及を促進し、2019年に「日立」の炊飯器の開発協力、2023年にセブン-イレブン」の「こだわりおむすび」の監修を行うなど、ここ数年で全国的に知名度・人気が高まっている。
今回の新店舗は、米料亭よりもカジュアルに。ミシュラン星付き店で腕を磨いた料理人を迎え、唯一無二のごはん体験を提案する。
看板メニューはもちろんお米。今回のオープンに向け、業界初となる20分でごはんを炊き上げる土鍋と炊飯方式を開発した。「ただ早いだけではなく、土鍋の厚みや火力、水加減など、おいしいごはんが炊けるように徹底的にこだわりました」と、代表・橋本儀兵衛さん。
ランチの御膳では、土鍋ごはんをたっぷりと1合で提供。「京風 鯖の味噌煮こみ御膳」1780円、「和牛の甘み焼き御膳」2480円など。
すべての御膳にお粥が付き、米の甘味を実感できたり、0.01mmに削った本枯鰹節を使い目の前で出汁を取る(+500円で追加可)など、エンターテイメント性も意識し、五感を刺激。
夜は、白米を季節の食材、出汁と共に炊き上げる名物の「旨み土鍋ごはん」は、「芳醇スパイシー和牛XO醤仕立て」や「とろけるうまさ 贅沢鰻の蒲焼」など9種類から選べる(1980円~)。
「ごはんを究極に愉しむ」をテーマに、お酒もごはんも進む一品料理を用意。蘭王たまごのふわとろだし巻き(780円)のほか、おばんざい、炉端焼き、汁ものなど、自分好みに組み合わせて楽しめるのが魅力。
これまでも独自の食育プログラム「my Taste」に取り組み、「OMOYA」では、子どもだけでなく、大人の食育にも注力。お米を炊き比べてその違いを五感で学ぶ体験やごはんと日本酒のペアリングセミナーなども開催予定。単にお米を食べるだけでなく、米離れをゼロにする米の魅力の発信地の役割も担うことになる。
ショップスペースでは「京の米料亭 八代目儀兵衛」の代名詞であるオリジナルブレンド米や、最上級のブレンド米「翁霞」を大釜で炊き上げてふんわりと手でにぎったおむすび(150円~)も販売。
昼は14時15分LO、夜は17時~20時半LO、にぎりめし販売は11時~(売り切れ次第終了)。精米販売は10時~18時(玄米の量り売りは~17時)。JR西大路から徒歩約15分。
取材・文・写真(一部)/天野準子
(Lmaga.jp)
