夜中に売れる!? クッキー缶が話題になりすぎて…神戸の人気店が「クッキー&喫茶店」に
クッキーが主役の喫茶店「Midnight Cookie Club(ミッドナイトクッキークラブ、以下MCC)」(神戸市東灘区)が、6月26日にオープン。人気店のある商品が話題になりすぎたのがきっかけで誕生したそうで…その詳細について、店長の佐藤一さんに取材しました。
実はこちら、神戸・阪神間でデリ・惣菜が評判だった、栗マロンかぼちゃ専門店「Zucca(以下ズッカ)」が前身。10年続いた人気店を方向転換させるきっかけは、栗マロンかぼちゃのクッキー缶でした。
「クッキー缶が大好きなんですよね。母親がモロゾフのアルカディアのクッキー缶に裁縫道具を入れていたりして…。クッキー缶が暮らしに身近で、ノスタルジックな存在でもありました」
■夜に売れるクッキー!?
新商品として登場すると、あまりの人気に工房を増設。新たなクッキー商品も増やし、デパート催事、ネット販売、そしてコロナ禍では自動販売機での販売も開始。
「自動販売機が好調で、売れる時間帯を調べてみたところ、夜遅めの時間の販売数が多く。ちょうど自販機のすぐそばが、市バスの終点停留所だったようです。会社帰りの人達が、もの珍しさから買って帰ってくれていたのかもしれません。
とにかく夜によく売れる! 夜に食べるクッキーって、背徳感、スペシャル感がありますよね。夜に集まってクッキー食べるのってなんだか楽しそうだね、というストーリーが目に浮かび、真夜中のクッキークラブを意味するブランド名でスタートすることにしました」
コロナ禍では、店の主役だった栗カボチャが不作だったため、さらにクッキーに注力。それをきっかけに、「一日の終わりに、がんばった自分へのご褒美クッキーを」をコンセプトとして、「ズッカ」を閉店して、同じ場所にクッキー主役の喫茶店をオープンしたのでした。
カルピス発酵バター、北海道産有機小麦、和三盆などを配合して作られるクッキーの人気商品のひとつは、黒糖、メープル、抹茶など7種が1枚ずつ入った「フラワーボックス サブレ アソート」(1800円)。
本来だったら一気にいろいろ食べたくなるところを、「1日1枚しか食べちゃダメです」と商品説明に書かれているのも特徴。グッと我慢して1枚をじっくり堪能できるよう、あえてちょっと大きめサイズで、「日々のご褒美といった存在になれたらうれしいです」佐藤さん。
ほかにも、缶いっぱいにクッキーがギュッと敷き詰められた「Flower Cookie Can」(3500円)には、沖縄・今帰仁の黒糖、カナダケベックの非加熱のものを使用したメープル、宇治の抹茶、国産のレモンなど、ひとつひとつ厳選された食材が使用されています。また、「ズッカ」で誕生した「かぼちゃのバタークッキー」(600円)は自動販売機で購入可。
■喫茶スペースで人気のメニューは?
「MCC」の店内は、季節の草花が装飾されて、スタイリッシュさとナチュラル感が同居。奥にはカウンター6席の喫茶スペースがあり、パティシエールの作るスイーツをいただけます。早くも人気となっているのが「季節のパフェ」(2000円)。
フルーツを主役に、カリッとキャラメリゼされたチュイール、塩を利かせたクランブル、隠し味にグランマルニエを加えた生クリームなど、食べ進めるほどにいろんな味わいや食感が楽しめます。
ほかにも「コメットさんの大井肉店のスパイスビーフカレー」(2000円)、「大井肉店さんのローストビーフサンド」(2000円)などのフード系も。大阪Mel COFFEE、六甲道Beansのスペシャルティコーヒー(800円~)、姫路の井上茶寮のブレンドティー(800円)、北海道産栗マロンかぼちゃのスムージーフラッペ(900円)とドリンクも充実。
季節限定メニューなどはインスタグラム(@zucca_fvd)にて告知。営業時間は11時~18時(喫茶LO17時)、水曜休み。阪急御影駅から徒歩約7分。
取材・文・写真/いなだみほ
(Lmaga.jp)
