ツンツンと野性味あふれる「スナネコ」、神戸に日本初登場

新型コロナウイルス感染拡散防止のため休館していた動植物の施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)が3月20日から営業再開。「砂漠の天使」と称されるスナネコが日本で初めて公開される。

人気アニメ『けものフレンズ』にも登場したことで、知名度がアップしたスナネコ。アフリカ北西部や中央アジアの砂漠に生息し、夏と冬の寒暖差の激しい時期には自分で掘った巣穴にこもる習性を持つ。特徴的な大きい耳は砂漠で獲物を探すために発達したといい、その耳と幅広めの顔が成育しても子ネコのように見え、「かわいすぎる」と人気を集めている。

今回、同施設にて飼育されるのはオスの「ムスタ」とメスの「バリー」の2匹。担当飼育員の長嶋さんによると、「バリーは好奇心旺盛でよく近寄ってきますが、ムスタは臆病な性格です。基本的には2匹ともまだ野生の名残が残っていて気性が荒く、ツンツンしてます。かわいらしい見た目ですが、威嚇などで時折見せる野性味あふれる姿を見てもらえたら」と、見た目とのギャップが魅力だという。

また、同じネコ科で世界最古のネコと言われる「マヌルネコ」も20日に初公開。ネコ科動物には珍しく俊敏さがなく、カクカクした機械のような動きが特徴だ。スナネコは「アフリカの湿地エリア」で、マヌルネコは「アジアの森エリア」で、オープンの10時から公開される。

同施設では新型コロナウイルス対策として、アルコール消毒液や足裏マットによる消毒を通常より増やして防疫を強化。また、施設内にある4つのレストランは一部メニューの変更などをして営業し、バードショーなどの一部ショーやアトラクションは当面の間中止となる。

そのため、入園料も通常の大人1800円から大人1450円に期間未定で変更される。営業時間は10時~16時。スナネコは同日20日、栃木「那須どうぶつ王国」にも登場する。

取材・写真/野村真帆

(Lmaga.jp)

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