米国人美術家ジョナスが、受賞を記念して個展を開催中…京都賞ってなに?

1960年代後半から活動しているアメリカの美術家、ジョーン・ジョナス(1936~)。彼女の第34回(2018)京都賞受賞を記念した展覧会が「京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA」(京都市中京区)で、2020年2月2日までおこなわれている。

京都賞とは、1984年に稲盛和夫(京セラ株式会社名誉会長)設立による公益財団法人稲盛財団が創設した日本発の国際賞。毎年、「先端技術部門」「基礎科学部門」「思想・芸術部門」の3部門4授賞対象分野の専門領域において、優れて顕著な功績を残した人物を讃えている。

ジョナスはパフォーマンスとニューメディアを融合させた新しい表現の先駆者であることが評価された。その活動はパフォーマンス(公演)とインスタレーション(展示)という形でおこなわれる。今回も、展覧会に先立つ12月12日に「ロームシアター京都サウスホール」(京都市左京区)でパフォーマンス『Reanimation』の公演がおこなわれ、本展にそのインスタレーション版が出品作品の一部として展示されている。

同作は、映像、音楽、小道具、衣装が彼女の身体と相関しながら展開していくパフォーマンスで、アイスランドの作家ハラルド・ラクスネスの『極北の秘教』(1968年)からインスパイアされたもの。現在の地球温暖化が引き起こす氷河の融解、そして環境破壊をテーマにした作品だ。

本展では『Reanimation』のほか、3作品を紹介。また彼女が大学でおこなった授業の記録や資料も展示され、5つのコーナーでジョーン・ジョナスの活動が概観できる。映像と音に囲まれた空間に身を置くと、作品世界に没入した感覚が得られるはず。なお、作家の意向により作品に字幕は付いていない。しかし、作中の言葉を訳したカードが置かれているので、英語が分からなくても心配は無用だ。

取材・文・写真/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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