昭和歌謡ライターが勧める、関西初の「みんなの寅さん」展

あの風来坊が、ついに大阪にやって来る・・・! 日本を代表する国民的映画『男はつらいよ』の50周年を記念した企画展が、12月26日から「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)で開催される。

渥美清氏が演じる「フーテンの寅さん」こと車寅次郎の自由気ままな旅と、マドンナら個性豊かな登場人物がおりなす人情喜劇が展開される同シリーズ。「♪ぱ~ぱらりららら~」この印象的な主題歌のイントロが流れるだけで、昭和生まれなら「ワタクシ生まれも育ちも葛飾柴又・・・」というセリフが自動的に出てしまう。それほど日本人のDNAにガッツリ刷り込まれている作品だ。

この寅さん人気、どうやら昭和世代のノスタルジーで終わっておらず、近年は若者にも人気なのだそうだ。2018年10月から、BSテレ東で全49作が一挙放送され、現在では動画配信サービスのなかでもいくつか無料フル視聴で配信されている。そこから寅さんのとりこになっているヤングが続出というのである。

恋をするたびフラれて、それでもマドンナを勇気づけて旅に出る・・・と毎度見せてくれる引き際の良さが、支持を得たのかもしれない。下町風情漂う「くるまや」の茶の間の風景にレトロ萌えするのもわかる。なにより、数々のトホホな失敗を踏まえて発せられる名言は、世代を超えて心に響くのも納得だ。

そんな寅さんの世界が丸ごと大阪に来るという。その名も『みんなの寅さん展』だ。会場には、撮影で使用された格子柄の背広、腹巻、トランクなど、寅さんのおなじみの衣装をはじめ、台本や制作当時の秘蔵資料も展示。さらに団子屋「くるまや」茶の間セットの再現や、歴代マドンナとの名シーンの上演。これは時間をたっぷり取って行くべきだろう。

しかも撮影スポットでは、帽子やトランクを借りて寅さんになりきりショットも撮影可能というではないか。撮らねば。グッズも魅力的である。特に日めくりカレンダーは寅さんの名言集は、ガチガチで気が抜けない毎日に、そっと寄り添ってくれそうだ。展覧会の期間は2020年1月7日まで、料金は800円(中高生600円)。

文/田中稲(昭和歌謡ライター)

(Lmaga.jp)

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