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隠されていた幻の大階段が出現、旧六甲山ホテルの修復で

 修復工事で床板をはがすと大階段が現れた(提供:六甲山サイレンスリゾート)
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2015年に閉館した旧「六甲山ホテル」の旧館が修復を経て、「六甲山サイレンスリゾート」(神戸市灘区)として復活。ホテルの営業時には隠されていた大階段が蘇った。

1929(昭和4)年に「宝塚ホテル」(宝塚市)の別館として開業した「六甲山ホテル」。その後独立し、旧館は近代産業化遺産にも認定されたが、老朽化などの理由で2015年に閉館され、本館の営業も2017年末に終了した。

約2年の修復工事を経て、2019年7月にカフェとグリルレストランがオープン。修復された旧館に足を踏み入れると、立派な階段に迎えられる。取材時に出会った旧ホテル時代を知る60代の夫婦は、「前と雰囲気が変わった感じ。入口の階段はなかったように思う」と口にしたが、それもそのはず。以前は最上段の高さに板が貼られ、階段は隠れていたのだ。

この隠された大階段は、修復を手がけたイタリア人建築家のミケーレ・デ・ルッキ氏が工事開始後に発見。これに加えて梁や柱、壁もオリジナルのものを活かし、開業当時の美しさを再現した。

「『昔ここで結婚式を挙げた』『泊まったことがある』と六甲山ホテルに思い出を持ち、どうなったのか気になって来てくださる方が多いです」と広報担当の山田美知世さん。現在はカフェとグリルレストランのみの営業だが、今後は宿泊棟やホール、教会などを建設予定で、2025年の全面開業を目指すという。

取材・文・写真/合楽仁美


(エルマガジン)

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