大阪・堺市で春季特別公開、文化財巡りで賑わう
普段見ることのできない文化財を観覧できる『春季堺文化財特別公開』が大阪・堺市内で開催され(4月5~8日)、地図を片手に多くの人が堺の文化財を巡った。
茶人・千利休や歌人・与謝野晶子の故郷でもある堺は、町の至る所に石柱や標識などがあり、歴史的文化遺産に富む観光スポット。イベントでは町を散策しながら名所巡りが楽しめたほか、全7コースの無料ミニガイドツアーもおこなわれ、パンフレットに記載されていない歴史を知ることができるとあって人気を集めた。
今回、特別公開された国の登録有形文化財「旧天王貯水池」(堺市堺区)では、丘にポツンとある赤レンガの入り口から内部に入ることができ、その貯水構造を間近で観覧。その外観と内部のギャップに、訪れた人たちも興奮した様子だった。
ツアーによっては酒造りを見学できるコースや、和菓子屋巡りなどいろいろなパターンのコースが設定され参加者たちは堺を存分に楽しんでいたようだ。同イベントは毎年、春と秋に開催。次回開催は秋季で、後日発表されるという。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)