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千円のお気軽寄席、大阪で毎週開催

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百貨店や美術館、ホテルなどの入った日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)。そのウイング館9Fにある「スペース9」では、昼下がりに買い物ついでに立ち寄って1000円で見られる寄席がおこなわれている。2014年9月にスタートしたこの『喜楽にらくご~あべのハルカス寄席』。4月18日に100回記念の会見がおこなわれ、レギュラー出演している若手落語家らが登場した。

同寄席は、当初月1回だったが、半年後に月2回になり、演者も8人から16人(講談・漫談含む)に増強してリニューアル。以降、毎回のべ100人ほどの客が来場するほど盛況となり、今月から毎週火曜に開催となった。出演者の桂かい枝は、「落語は面白そうと思っていても足を運ぶまでには至らない人が世間に多い。そんな人が試しに見るには格好の寄席」と説明する。

午後1時と2時半開演の2部制で、それぞれ3人が出演して約1時間。料金は1000円で、2部通しで見れば割安の1500円だ。「生の落語を見る最初のきっかけになって、繁昌亭やほかの寄席につながる道筋にもなっている」とかい枝は話す。客層は中高年が目立つが、ふらっと立ちよって落語の魅力を知り、リピーターになる人も多いという。

好調の要因はもう一つある。桂文鹿とかい枝が厳選した一門や所属の枠を超えた多彩な顔ぶれだ。かい枝は「お客を楽しませて結果を出す人ばかり」と言い、文鹿は「いろいろな賞を受賞している力のある人が揃い、真剣勝負。トップから盛り上がり、無駄なく楽しめる寄席になっている」と自信を示す。格安なうえに、生のお囃子が入る本格寄席は、まだまだ人気を集めそうだ。毎週火曜、午後12時半から受付。予約不要。

取材・文・写真/やまだりよこ


(エルマガジン)

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