京都・二条城の夜桜、ネイキッドが演出

世界遺産であり、京都を代表する桜の名所である「二条城」(京都市中京区)で、3月24日から『二条城桜まつり2017』が開催され、夜間のライトアップを「ネイキッド」(本社・東京都渋谷区)が演出。その内覧会が23日におこなわれた。

あまりの混雑ぶりに、2012年東京駅でのプロジェクションマッピングの上映を中止せざるをえなくなったという伝説を持つクリエイティブカンパニー「ネイキッド」。今回のプロジェクションマッピングのテーマは「桜の精霊による夜の宴」。「伝統芸能である能の演目として、京都を舞台に桜の精霊が登場する物語が数多くあることに着想を得ました」とネイキッド代表の村松亮太郎さんは語る。

プロジェクションマッピングのポイントは3カ所。まずは唐門で、2分ほどの上映を鑑賞。鶴が舞い、龍が踊り、桜の精霊が鶴に憑依し、桜の花びらをまき散らす・・・。観客は鶴に案内されるようにして、門から中へ入り、歩を進めると池の向こうの「香雲亭」に能を舞う人影が。障子や池に映る幽玄なその姿を、桜とともに楽しんだ後は、桜並木のトンネルへ。庭園の桜の木の幹や周りで精霊たちが跳びはね、宴を楽しんでいるかのように桜の園が幻想的な光のイルミネーションで包まれる。

4月から大阪芸術大学にアートサイエンス学科が新設され、その客員教授となる村松氏。内覧会は同校の学生や高校生50名を招いた特別授業でもあり、「日本人にとって桜は特別。お花見という行為は文化だと思います。そのお花見をアートとして楽しんで欲しい。映像によりリアルとバーチャルの境界をなくしたアート空間を体験してください」と付け加えた。期間は4月16日まで。

(Lmaga.jp)

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