今治西監督、早実清宮称えた「華ある」
「全国高校野球・1回戦、早実6-0今治西」(8日、甲子園)
今治西(愛媛)が注目の1年生・清宮を擁する早実(西東京)に完封負け。8強入りした07年以来、8年ぶりの夏の聖地星はならなかった。
分析を元に大野康哉監督(43)が導き出した“清宮対策”は、徹底した「内角攻め」だ。初回、先発の藤原睦来投手(3年)は初打席の清宮を内角高めの直球で一飛。三回の第2打席は厳しい内角攻めの末に死球。四回の第3打席は2番手・杉内洸貴投手(3年)が内角高めで中飛に抑えたが、七回1死二塁で内角狙いの直球が甘く入り、右前適時打を許した。大野監督は「出てくるだけで球場が沸いた。華のある選手です」と相手を称えた。
打線はあと1本が出ず。力を出し切れないまま、ナインは聖地を去った。