【地方競馬】デイリーのクドカンがJBC分析 クラシックは思い入れの強い馬を指名

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 11月4日、ダート競馬の祭典JBCクラシック、スプリント、レディスクラシックの3競走が京都競馬場で行われる。記者は「クド勘」のタイトルで園田競馬を担当中。ここではその3競走の先行予想の場とさせていただきたい。

 当日のレース順と異なるが、まずは「レディスクラシック」から。◎はラビットラン。前走、門別でのブリーダーズゴールドカップでの完勝ぶりから、新たな砂上の女王の座を襲名したといっていいだろう。斤量が2キロ減となり、京都1800メートルに変わるのもプラスに作用する。同じく京都へのコース変わりを歓迎とする○クイーンマンボ、▲フォンターナリーリの両頭が相手。△アンジュデジール、△プリンシアコメータ、△リエノテソーロまでが圏内。

 続いて「スプリント」。◎はレッツゴードンキ。16年の川崎で行われた「レディスクラシック」で2着。地方競馬でも屈指の力が要る馬場の川崎を、初のダート戦でクリアしているのは適性の高さの証。昨年のスプリンターズSは2着、高松宮記念は2年連続で2着と1200メートルG1で好走しており、現役を代表するスプリンター。願ってもない舞台設定で、予想される激流も歓迎材料だ。○はマテラスカイ。前走はあくまでも叩き台。ドバイ遠征が糧になり、ダートの短距離馬としては近年で最高レベルの一頭に達しそう。ここで勝ち負けを演じ、一流馬の域に。▲モーニンも韓国遠征の前走が、このレースに向けていい刺激となってくれそう。念願のJpn1制覇に挑む地方競馬代表するスピード馬のキタサンミカヅキは、京都コースでなら△評価まで。△セイウンコウセイ、△ナックビーナスは久々のダート戦でも侮れない。

 メインの「クラシック」。本命を最後に記すとして、まずは○から。頂上決戦での好走を重ね、完成形を迎えているケーティブレイを指名。最強世代と目される3歳世代の代表格のオメガヴェンデッタが▲、ノンコノユメ、テイエムジンソク、サンライズソアの3頭を△に。

 そしていよいよ◎。記者はセンチュリオンを推したい。相手が強くなるに連れ、パフォーマンスを上げており、6歳にしても進化の一途。まだ奥があり、真の力を発揮できれば、互角の勝負に持ち込めるとみた。ただ、この◎は記者の思い入れが強く入っている。父は名馬のキングカメハメハ。母のハンドレッドスコアはデビュー戦で美しさと切れ味に魅了され、大のお気に入りだった。だからこの馬は産駒名簿で存在を確認してから、ずっと追い続けている。実は記者の12年生まれ産駒ペーパーのドラ1。大事に使われ、ようやくたどり着いたJpn1の夢舞台。素晴らしい血統構成と、種牡馬入りを願っている。ここから続くダートの頂上決戦で大暴れをしてほしい。(関西地方競馬担当・工藤修)

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