【ボート】金田初V!個性派女王誕生
「女子王座決定戦・G1」(11日、鳴門)
金田が新女王‐。4号艇の金田幸子(33)=岡山・86期・A1=が、4カドから豪快にまくって女子王座初優出で初Vの偉業を達成。優勝賞金1000万円とSG・総理大臣杯(14年3月18~23日・尼崎)の出場権を手に入れた。地元の浅田千亜希が2着、人気を集めた1号艇の平山智加は3着に敗れて、3連単は2万円台の高配当となった。
酷暑の鳴門でマイペースな個性派女王が誕生した。金田は4カドからコンマ11のトップSを決めると、1Mで悲願の初Vを狙った平山、エース機の谷川、さらには連覇を目指した山川の内3艇を一気にねじ伏せた。「Sして左を見たら抜けていたので、もしかして(勝てるのかも)と思った。予想外の展開だったけど、まくりで勝てて一番うれしい」と満面の笑みで振り返った。
「チーム岡山」で手に入れたタイトルだ。「レース前には(岡山の)先輩も後輩も大丈夫って励ましてくれた。(最終日も)8Rあたりまで調整が全然合ってなかったけど、みんなのおかげでいい状態でレースに臨めた。優勝賞金で温泉旅行にでも連れて行きます」と感謝の言葉を並べた。
10度目の女子王座で初の優出。しかも相手は歴戦のつわものばかりだったが、気負いはなかった。以前にピットで今年の目標を聞くと「健康第一。体力をつけたい。でも、好きな人のライブが終わってモチベーションが低いんですよね」と答えるなどタイトルには全くの無欲。その“脱力系”が大一番も、無心の走りでド派手な仕事をやってのけた。
この優勝で初のG1タイトル獲得とともに、女子の賞金ランクは2位に浮上。賞金女王出場が大きく近づき、来年のSG・総理大臣杯の出場権も手に入れた。女子ボート戦線に新風を吹き込んだ個性派女王から今後も目が離せない。
