漫画家、特撮俳優、モノマネ芸人らと交流の場が浅草で始動、オーナーは元ギャル漫画家「トラブルも笑顔で」

 インバウンドに沸く東京・浅草で日本発の漫画や特撮、モノマネ芸などに携わる人たちが集い、作品展示やライブなどを開催するイベントスペースがファンや地域住民との交流の場として始動した。昨秋の閉店を経て、今春、再オープンした「CAFEオカオカ」。同店のオーナーを務める漫画家でタレントの浜田ブリトニーに話を聞いた。

 浜田は東京・渋谷センター街に生息する“パギャル”(※中途半端なギャルの略称)の日常を描いた作品「パギャル!」(2007年)で注目され、“ホームレスギャル漫画家”としてタレント活動も続けた。その一方、実業家として、漫画家やファンが交流できる場として同店を2013年から東京・西新宿で始め、23年に浅草へと移転。恐怖漫画の巨匠・日野日出志氏、ホラー漫画家の御茶漬海苔氏、「ブラック・エンジェルズ」の平松伸二氏、「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」の藤原カムイ氏、「まいっちんぐマチコ先生」のえびはら武司氏、「電影少女」の桂正和氏ら数多くの大御所作家が展示やトークショーを行ってきた。

 昨年10月、浅草寺近くにあった店舗が「ビルからの立ち退き」によって閉店。同じ浅草エリアの花川戸に移転先を確保し、当初は年末にも再開予定だったが、施工トラブルなどのために難航した末、4月の開店にこぎ着けた。浜田は「複数の下請け業者さんによる工事に切り替え、設備、電気、塗装などの作業を分担し、私が現場監督みたいなことをずっとしていました。メドがたったのは3月末。結局、費用は倍かかって大変でしたけど、なんとか笑顔で乗り越えました」と振り返る。

 新店舗はコンパクトな3階建てビル。1階がカフェスペースでケーキやドーナツ、ソフトクリームなどのスイーツも販売。2、3階がライブや配信可能なイベントスペースとなり、屋上も開放する。

 19日のリニューアル・オープンイベントには、特撮ドラマ「ウルトラマンダイナ」のマイ役でも知られる女優・タレントの山田まりや、元グラビアアイドルの小阪由佳、振付師のラッキィ池田らがゲスト出演。池田は当サイトの取材に「昭和、平成というカオスな時代を生きてきたブリトニーさんにラッキィ…。お互い英語と日本語が混じったようなファンキーな名前で、すごくウマが合う。浅草はお祭りのようなエネルギーに満ちた花のある町。人間も濃い。ブリちゃんならではのお店になれば」とエールを送った。

 さらに、この日は半沢直樹モノマネのウェルダン穂積、菅義偉元首相の“ソックりさん”ドラQ、小泉進次郎防衛相に成りきった「かずみん」、高市早苗首相に扮したタカギマコト、小池百合子都知事のモノマネでおなじみの八幡カオルらが参加。今後もモノマネ芸人によるライブを予定し、昭和から平成の特撮シリーズに出演した俳優らをゲストに招いたイベントも企画中という。

 漫画家では昨年11月に60歳で急逝した榎本由美さんの作品を展示。オープン前日の18日には榎本さんの「お別れ会」が同店で開催され、盟友の漫画家・森園みるく氏ら親交のあった人たちによるトーク、映像作家・寺嶋真理氏が榎本作品とコラボした映画上映、榎本さんがファンだったロックバンド「マダム・エドワルダ」のライブなどが行われた。

 浜田は「今後も(新店舗の看板イラストを描いた)藤原カムイ先生はじめ、御茶漬海苔先生ら漫画家さんのイベントや配信も行っていきたい。西新宿から移転を繰り返して今年で13年。やっとここまで来ました。朝8時から北海道産の牛乳と小麦粉を使用した生ドーナツの仕込みもしています。みなさんの協力があってこそ。このスタートから今後も頑張りたい」と再始動に意欲的だった。

(デイリースポーツ/よろず~ニュース・北村 泰介)

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