好きだから「仕事にする」は違う...挫折したけれど「良かった」と思えたこと【漫画】
人生は選択の連続だ。時には「もしあの時、別の道を選んでいたら、今ごろもっと違う自分になっていたのではないか……」と思うこともあるだろう。増田さんが投稿した作品『選ばなかった道』は、20年という長い年月を経て感じたことを漫画にしている。
物語の始まりは、作者がまだ若く映画に情熱を注いでいた頃のこと。「将来は映画監督や映像に携わる仕事をしたい」という強い思いを胸に、20歳の彼は映像制作会社に就職した。だが現実は過酷なブラック企業で、わずか2週間で退職を余儀なくされた。
社長には「どこへ行っても同じだ」と突き放され、夢を諦めた作者は映画を見ることと仕事にすることの違いを自覚し別の道に進むことに。それから20年後の今、作者は「あの時、挑戦して良かった」と確信している。なぜなら一度挑んで現実を知ったからこそ、「自分には無理だった」と納得できたからだ。
人生において、選ばなかった道は結末が検証できない分、いつまでも光り輝いて見えるもの。しかし、たとえ失敗であっても自ら選んで「決着」をつけた経験は、一生続く未練を断ち切る力になる。「もしも」という後悔を終わらせるには、たとえ無様でも一度その道を進み、自分なりの答えを出すことが不可欠なのだ。
同作について、作者の増田さんに詳しく話を聞いた。
ー映像制作会社に入社した時、ご自身の未来をどう思い描いていましたか?
小学生の頃から「映画、映像にまつわる仕事をしたい!」と思っていたので、ここで技術を身につけるぞーと強く思っていました。将来的には映画監督になりたいと思っていました。
ー20年以上経った今、あの選択を「良かった」と思えるようになったのはいつ頃からですか?
私はその後、大学に入ったのですが、大学生活が楽しかったので、比較的すぐに良かったと思えています。個人的には、今が幸福だと「過去の選択は正解だった」と思い、今が不幸だと「過去の選択は誤りだった」と思うような気がしています。過去の選択を肯定するには、今を幸福にするしかないのかなと思います。
ーこの話以外で、失敗したけれど経験して良かったと思えた出来事はありますか?
会社員時代に営業に配置願いを出して営業職をしていたことがあるのですが、それは非常に失敗でした。しかし、その短いチャレンジ期間でも、編集者としては絶対に身につけられない技術や視点を手に入れられたので、やって良かったなと今は思っています。
(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)
