閉鎖方針を撤回し名鉄バスセンター営業継続へ 昨年11月さよならイベント実施も再開発計画の見直しが背景

名古屋鉄道が2026年3月末に予定していた「名鉄バスセンター」の閉鎖方針を撤回し、4月以降も現状通り営業を継続することを発表した。同社が進める名古屋駅前の大規模再開発計画が事実上、未定となったことが主な要因とのことだ。

同施設では、2025年11月29日に59年の歴史を振り返る「ありがとう名鉄バスセンター」が開催されたばかり。バス車両展示や歴史パネルの展示が行われ、閉鎖に向けた準備が進められ、来場者が馴染みあるバスセンターとの別れを惜しんでいた。

しかし12月に入り、工事を請け負う予定だったゼネコンが辞退しスケジュールの見通しが立たなくなったため、名鉄は12月19日にバスセンターの営業継続を決定。同じく再開発の影響を受ける予定だったランドマークの「ナナちゃん人形」も設置が継続されることになった。

名鉄バス総務部総務課の南部大輔さんに話を聞いたところ

「公共交通施設なので、営業継続の知らせがいち早く、名古屋鉄道より公開されて良かったです。利用者さんからも『毎日利用しているので、残ってくれてうれしい』と言っていただけました。名鉄バスセンターは1967年(昭和42年)開業以来、多くのお客さまにご利用いただき、慣れ親しんでいただいている施設。今後の予定は未定ですが、より利便性が良くなるよう検討いていきたいと考えています」ということだった。

SNSでは「よかった」「地元の利用者の人の気持ちを考えるとこれでよかった」「名鉄百貨店とパッセは閉店のままか…」などの反響が寄せられている。

沢山の旅立ちを見送っていた、東海地方の人々にとっては思い出の場所。営業継続の知らせにホッとしている人も多いはずだ。

(よろず~ニュース特約・米田ゆきほ)

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