会うのは月1回だけの「新婚さん」 夫はバイト仲間の男女7人でシェアハウス中 900キロ離れた奇妙な「別居婚」

 20日放送予定のABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)では、900キロも離れた別居婚カップルが登場。2人が会うのは月1回、その不可思議ともいえる結婚生活の理由が明かされる。

 夫が住むのは宇治茶の産地、京都府和束町。今年2月に移住し、週4日はお茶農家でアルバイト。バイト仲間の男女7人で、シェアハウス生活を送っているという。一方、妻が住むのは宮城県の最北端に位置する気仙沼市。和束町からは車と飛行機で6時間もかかる。街づくり関連の仕事に携わる妻は、もともと祖母が住んでいた一軒家を女性4人でシェアしている。

 出会いのきっかけは夫の自転車旅だった。兵庫県姫路市に生まれた夫は大学院まで進んだものの、人生に迷い休学して日本一周をめざした。その道中、気仙沼で旅人を支援するゲストハウスのオーナーに出会う。元旅人だというオーナーの生きざまにほれ込んだ夫は日本一周を中断。大学院を退学して気仙沼に移住を決断した。

 移住から5カ月後、夫は新たなゲストハウスをオープン。その完成パーティーに参加したのが今の妻だった。すでに顔見知りではあったものの、しっかり話したのはこの日が初めて。もともと夫に好感を抱いていた妻はパーティーをきっかけにさらに意識するように。1週間後、再び夫に会いに行き、妻からの告白で交際が始まった。

 しかし、2カ月後のクリスマス、夫は妻に別れを告げる。ゲストハウス開業の忙しさで精神的にもヘトヘトのなか、会いたがる妻に時間を割けず、心苦しかったからだという。だが、妻は諦めなかった。新車での車中泊に夫を誘ったところ快諾。さらに夏には1週間の北海道旅行にも行った。まるで恋人のように過ごして楽しかったが「“都合のいい女”になっている自覚もあった」と妻は語る。

 微妙な関係が数カ月続くなか、夫は「このままの仕事でいいのだろうか」と再び人生に迷いだす。すっかりダウンしていた夫に、妻は「結婚してみない?」と大胆な提案で突破口を開く。どんなに忙しくても一緒に住めば会えるし、妻はいい奥さんになりそうだ-。夫は「結婚ならアリかも」と考え、2024年3月に結婚へといたった。

 結婚から約1年は一緒に暮らしたが、夫が新たなゲストハウス設立のため、縁があった和束町への移住を決意。あまりに急な話で、一緒についてはいけなかった妻だが、少しでも迷うと動けなくなる夫を気遣って先に行くよう促し、現在の別居婚が始まった。

 900キロもの距離を埋めるのは、2人が郵送で送り合っている交換ノート。思いのままに書く日記は「ついつい長文になってしまう」と夫は語るが、「私を思ってこんなに書いてくれるのがすごく嬉しい」と妻。お互いの愛あふれる交換ノートを振り返り、夫は「妻を迎え入れる体制を整えたら一緒に住みたい」と意気込むが、スタジオ観覧に来ていた母親から痛烈な愛のムチが飛ぶ。

(よろず~ニュース編集部)

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