「神社の二極分化」予測も!初詣の経済効果は5728億円「非常に大きい」関西大の宮本名誉教授が試算

 経済効果の研究で知られる関西大学の宮本勝浩名誉教授(80)が11日までに、2025年度の初詣の経済効果を約5728億3200万円とする試算結果を発表した。

 宮本氏は、初詣の参拝者数を約5304万人と推計。大きな神社で参拝する場合、4人グループで交通費や破魔矢やおみくじ、出店や行き帰りの飲食費などで平均2万円を消費すると仮定し、波及効果などから経済効果をはじき出した。

 「3日間の行事としては、非常に大きい経済効果である」とした宮本氏だが、一方で「今後の傾向を推察すると、大都市近郊の神社は発展するが、人口減少が進むと予想される地方の神社は衰退していき、神社の二極分化が起こると考えられる」と指摘。「その結果、人口減少の進む地方では伝統文化や古くからの風習が廃れていき、地域の伝統文化の継承に支障をきたす恐れがある」と結論づけた。

 宮本氏は「今後、祭礼、神事、風習などの日本の伝統的な神道文化を継承していくためには、地域の人々が協力して神社を守っていくことが必要であると言える」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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