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ファミコンソフト全1053本箱説付きでコンプリート!かけた金額300万円 20年3カ月で達成

東京都の会社員で、YouTuberのSOMARIさん(33)が、市販されたファミリーコンピュータ用ソフト全1053本を箱、説明書付きでコンプリートした。ファミコンソフト初購入から、20年3カ月かけ達成した偉業。「本当に実現できるとは夢みたいだった。これで終わったというむなしさもある」と心境を語った。今後は非売品のカセットや、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のディスクカードを収集していきたいという。

4月11日に配信した自身のYouTubeチャンネル「ソマリ・チャンネル」で、ラスト1個となった「スノーブラザース」(東亜プラン、91年発売)を7万2500円で購入し、完全コンプを報告。「ファミコンは本当に、自分が中学生の頃から心の支えになっていて、ファミコンに助けられたというか」と涙を流した。

SOMARIさんが中学1年生だった2000年12月、初めてのファミコンソフト「機動戦士Zガンダム ホットスクランブル」(バンダイ、86年発売)を手に入れてから、日本ゲーム史を逆行していくようなコレクションが始まった。最後のファミコンソフトとされている「高橋名人の冒険島IV」(ハドソン、94年発売)のリリースからも6年。プレステ全盛の時代にもかかわらず、ファミコンの魅力に引き込まれていったという。

初めてのゲーム機はスーパーファミコンだったが、5歳のころ友人宅で初めて触れたファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」(任天堂、85年)が「逆に新鮮だった」と衝撃を振り返る。2015年からファミコンカセット収集を本格的に開始し、2019年にはカセットのみをコンプリート。その後、箱説との完全制覇を目指した。

会社勤めのかたわら秋葉原や中古ショップを回り、通販やオークションなどでも集めた。これまでに使った金額は「どれくらいかわかりませんが、300万円くらいはかかっていると思う…」と語る。箱説だけを得るために、すでに持っているカセットを購入することもしばしばあった。

一番高額だったカセットは、93年に発売された「バトルラッシュ」(ビーアイ)の25万円。当時、バンダイから出ていたバーコードリーダー内蔵の機器「データック」を用いたゲームで、本数が少ないためコレクターの間でも特に入手困難とされる1本で、ネットオークションで落札したという。

一番入手に苦労したファミコンカセットは「けいさんゲーム」(東京書籍、86年)。小学校の学年別に5本あり「カセットのみでは容易に手に入るんですが、箱、説明書付きとなると…」と振り返った。多くの子どもはカセットは大事にしても、箱と説明書は雑に扱っていたような気が…。「説明書にチュートリアルやストーリーが書かれていて、読まないと解説が不十分なゲームもある」と力説する。

非売品ファミコンカセットのコンプリートまでは至っていない。最近では、ゲーム大会の景品として8本しか存在しない「キン肉マン マッスルタッグマッチ」(バンダイ、85年)のゴールドカートリッジ版がメルカリに出品され、騒然となったという。SOMARIさんも手中にしていない、お宝の1本。「これまで4本が確認されていて、5本目が95万円で売買されたと騒ぎになりました」と教えてくれた。

ゆるりとお宝カセットを探しながらも、ディスクシステム用のソフト全199タイトル制覇を狙う。「ディスクシステムは書き換えができたので、説明書がペラ紙1枚だったりパッケージも少ないですが、集めていきたい」と、困難さが逆に熱くさせる。

人生で辛いことがあってもゲームで気をまぎらわせ、まさにファミコンに助けられたというSOMARIさん。YouTubeを通じ、昭和の名機を知らない世代にも新たな魅力を伝えていく。「人生の苦楽をともにしたパートナー。これからも共に歩んでいきたい」と、たゆまぬ愛をにじませた。

(よろず~ニュース/デイリースポーツ・杉田 康人)

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