市川團十郎・ぼたん・新之助 本格芝居では初共演 父として「ある程度見放して取り掛かりたい」

 歌舞伎俳優の市川團十郎と、長女の市川ぼたん、長男の市川新之助が18日、都内で、2024年1月6日に初日を迎える「初春歌舞伎公演」(新橋演舞場)の取材会に出席した。

 今回は近松門左衛門が源平時代を描いた代表作の一つ「平家女護嶋」を、実の親子である3人が演じ、家族愛や絆を表現する。

 副題は「恩愛麻絲央源平-SANEMORI PARTⅡ-」(おやこのきずななかもげんぺい さねもりパート2)で、妻・麻央さんの名前も入っている。

 團十郎は三役を担当し、そのうちひとつは新之助が演じる牛若丸の母・常盤御前。さらにぼたんが演じるひな鶴の父・実盛も務めるため、2人の母と父を演じることになる。

 新之助は「役として女形をお父さんがやってくれるので、少し違和感はあるかもしれないですけど」と不思議な感覚があることも明かした。ぼたんは、「3人で一緒に舞台に立てて、その中にも父とセリフを言い合える、古典のものに出演させていただくというのが本当に貴重な経験だと思うので、一生懸命頑張りたいなと思います」と語った。

 團十郎は、セリフ量の多さや、丁々発止の会話もある点を踏まえて、「ハードルの高さがありますけど、きっちり乗り越えてくれるというようなことで、(子供らは)どうしようどうしようと思うでしょうけど、乗り越えられるだろうと思い、ある程度見放して、とりかかりたいと思います」と厳しく接すると明かした。

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