「人たらしというか…。世の中ではコワモテのイメージなんですけど。全身表現者。矛盾だらけの肩なんですけど、それを含めて一個の作品。存在することに意味がある。レジェンド」

　内田裕也さんが長年開催していた「ニューイヤー・ワールド・ロックフェスティバル」の初期の頃からの常連だったミュージシャン・近田春夫は１８日、所属のレコード会社を通じてコメントを発表した。

　「去年の暮れにお会いした時には、思っていたよりずーっとお元気だったし、まさかこんなに早く逝かれてしまうとは、夢にも思ってもおりませんでした。ですので、まだ実感が湧いて来ない、というのが正直なところです」

　「ユーヤさんには、アタマにくることもいっぱいありましたけど、子供の頃、初めてテレビで観た時から、僕ずーっと本当に心からユーヤさんが大好きでした。それは変わったことがありません」

　「今は御冥福を祈るばかりです。どうか安らかにお休み下さい」

　親交のあったミッキー・カーチスも所属事務所を通じコメントを発表した。

　「裕也とはあんまり発表できない思い出ばっかりなので言わないでおくけど、そう言えば、侍でヨーロッパから帰ってきた日にそのまま裕也と会って、大阪の万博に連れて行かれた思い出がある。もう４９年ぐらい前か」

　「世間では俺と裕也が対立していると思われているけど、実は意外と仲が良かった」