４月７日スタートの大正編から加わる寺島しのぶ（４６）らが「わかりづらい」と作品に“愛の毒ガス”を噴射した。

　「スピーディーな展開でわかんない部分もたくさんありました。『今のどうだったんだろう？』って台本を読み直したことも。万人に受ける作品ではないのかもしれない」

　「大河全体として考えたとき、新風を吹かせているんじゃないか。ずっと同じことをしていても新風は吹かない。作品そのもの（のスピード感）が『いだてん』。いい挑戦で、みんなゴールに向けて走れば絶対に残る作品だし、そこにいられてうれしいです」

　歌舞伎俳優の中村勘九郎（３７）が４日、都内で行われたＮＨＫ大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺」（総合、日曜、後８・００）ストックホルム編の試写会に出席。視聴率低迷も「気にしていない」と語った。

　２月１０日放送第６話の関東地区平均視聴率が９．９％と初めて１桁台に落ちてから、現在まで９％台が続いている。

　「ドラマに出ている経験がないので、『気にしなきゃいけないのかな？』という感じですね」

　自身以上に周囲が心配しているようで、「三谷（幸喜）さんもメールをくれて、『数字は絶対、気にしない方がいいよ』と。みんな優しいな」と気遣いに感謝した。