嵐が活動休止発表!5人の思い、デビューからこれまでの“節目イヤー”で振り返る

人気アイドルグループ・嵐が20年いっぱいでの活動休止を発表しました。今年20周年を迎える彼らは、これまでどんな思いで駆け抜けてきたのか。デビュー、5年、10年、15年と“節目イヤー”で振り返ります。

公開日:2019.1.27

【大野智】
◆4人に引っ張ってもらってきた
 「10周年、感謝の気持ちがでかい。嵐がここまでこれた理由?4人が頑張ったからじゃないですか。僕は特別なことはしてない。引っ張ってもらってますからね。やりたいように自由にできるんで、まとめたりとかもしないですよ。人に“人気がある”って言われても、実感がなくて。街で一般のみなさんに会っても特に驚かれない。“あ、リーダー”って。逆にそういうところがうれしい。僕ら5人も基本的には何も変わってないなってよく話してます。個々に仕事して自信ついたけど、5人で集まると根本的なものは変わってない。僕も最初は4人についていけてなくて追いつこうと必死だったけど、今では何であの時あんなに焦ってたんだろうなって思う。あまり変わらず11年目も進んでいけたらいいですね。10年後もこんな感じじゃないのかなー。ケンカもしたことないんですよ。今さらしたら笑っちゃうね」

【松本潤】
◆5人でいるのがどんどん楽しく
 「僕らだけでは何ひとつできないと感じてます。徐々に、応援して下さるいろんな方が増えて、大きな輪になって。一人一人にありがとうのメッセージを込めたいです。メンバーは5人5様ですけど根がまじめ。丁寧にやってきたことが実を結んだのだと思います。悩んだこともありましたが、なんだかんだ笑いながらやってました。今あることを楽しんでるから、ケンカをせず、仲良くできるんでしょうね。干渉し過ぎず、やるときはやるというスタンスができて、ここ何年かはどんどん5人でいるのが楽しくなっています。これからも今までの延長線上でやることが増えて、いろんな人と楽しい輪になっていけたら。世界中に嵐を巻き起こすとは、もう言いません!!相葉くんは言うかもしれませんけどね」

【相葉雅紀】
◆今だからこそ…世界中に嵐を!!
 「ベストアルバムを見ると、“いっぱい曲出したな”って思います。ミリオンが近いと聞いて、いっぱいの方々に聞いていただけたことがうれしいですね。一つ一つやってきたからだと思います。毎年ライブができること自体すごいこと。見に来て下さる方がいるから10周年もできる。そのことに感謝しています。つらかったこと?ありますよ。『ナイスな心意気』(02年4月発売のシングル)の時に肺がやぶれて(肺気胸で)入院。病院でテレビをつけてメンバーを見てた。あの時は体力的にも精神的にもつらかったな。“欠けたくない”と思った。それがあって今がある。グループに感謝したし、お客さんにも感謝した。5人、ケンカはないですね。10年間こうだったから、この先も変わらないのかなと思います。1年目は意味がわからず言っていましたが、今だからこそ言います…僕らは世界中に嵐を巻き起こしていきたい!」

【二宮和也】
◆「嵐」だけ10年本気で向き合った
 「『5×10』はひらうたの部分の詞(し)をまとめました。翔くんがラップ部分をまとめたんですけど、翔くんは“嵐の10年”を書いたので、僕は“音楽性の10年”を書いたんです。そのために全部のシングルの中からワードを持ってきて作りました。10年分のCDをやりきって、“ありがとう”って言って、11年目からのマインド、こうなっていきたいなっていう思いを書いた。10年…よかったと思いますね。僕はあんまり、そんなにまじめな人間じゃないんで、本気で何かを10年やったことがなくて…。嵐ぐらいなんですよ。ゲームはだらだらと20年、野球も10年やってますけど、10年本気で向き合ったのは嵐だけ。10年本気でやってくるとこんな時間になるんだなーって思う。懐かしいけど、新鮮で…。こられてよかったなーって今思ってます」

【櫻井翔】
◆遠回りしたけれどたどり着けた
 「“感謝”っていうのが一番大きな思い。一つの区切りでしかないので、11年目に向かうパワーや勢いをお客さんからもらって、次につなげていきたいな。僕たちはちょっと時間がかかったグループだったけど、遠回りしてここまでたどり着けてよかった。誇りに思っています。感慨もひとしおです。こんな大きな場所で10周年を迎えられるとは、ハワイでデビューしたときにはこれっぽっちも思わなかった。率直にうれしいですね。5人で歩んだ10年、大切な10年だったので。17歳だった僕が27歳になった。人間的成長と嵐としての成長がかぶっているところがある。10年は、早くはなかった。一歩一歩5人で歩んでこれたなーと思います。2段3段飛ばしをせず、1個ずつ階段を上ってこれた。今回の昔のビデオを見たんですが、僕ら、変わってないんですよ。それが面白かったな」

【15周年・2014年】「この5人でよかった」

2014年9月21日デイリースポーツ紙面

【2009年8月29日デイリースポーツ紙面より】
◆嵐、感謝感涙…原点の地ハワイでデビュー15周年記念ライブ
 11月にデビュー15周年を迎える嵐が19日(日本時間20日)、デビュー会見を行った米ハワイで、15周年記念公演をスタートさせた。2日間で3万人を動員するハワイ最大規模のライブでメンバーはヘリコプターからステージに降臨。思い出の地で5人は瞳を潤ませながら、15年間ともに歩んだメンバーやファンに感謝。〝感謝感激涙のがい旋ライブ〟で16年目へ向け、弾みをつけた。
(中略)
 グループ結成に乗り気でなかったというリーダーの大野智(33)は「(当時は)もやもやしていた。でも…」と言葉を詰まらせ、「15年たって、今は葛藤はありません。15年支えてくれた皆さんのおかげです」と絞り出すと涙がほおを伝った。普段はひょうひょうとしている大野の涙に相葉雅紀(31)は「嵐でよかった」とつぶやき、松本潤(31)は「この5人でよかった」と瞳を潤ませた。
(中略)
 相葉は「世界中に嵐を巻き起こしたい!」と15年前にハワイで打ち立てた目標をあらためて宣言。20周年に向けて世界へのさらなる飛躍を誓っていた。

 きっと5人が考えて考えて、考え抜いた末の決断なのでしょう…。

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