「楽しみに待っててくれる皆さんがおるんやから、お前ら、しっかりせえよ」とこの日のイベントに送り出されたといい、センコウ（３８）は「本人は前向きです。まだまだ曲も作りたいと言ってます」と様子を明かした。

　この日のイベントでは、冒頭でシバＫＥＮが「ご存じと思いますがきょうはリーダーがいません。でも残りのメンバーでがっつり花火を上げていきます」と宣言。ラストでは「いろいろあるけど、こうして皆さんが曲を聞いてくれたら、何かやれそうな気がするわ！」と声を張りあげた。会場からは「がんばれ！」「負けるな！」と激励の大歓声が起こると、「来年も、この『カンパイＫＯＢＥに呼んでください』。メンバー全員揃って出たいです」と呼びかけていた。

　肺腺がんを公表したヒップホップグループＥＴ－ＫＩＮＧのいときん（３８）を応援するイベントが２１日、大阪市の音楽バー「Ｂａｒ　ＯＳＡＫＡ　ＲＯＯＴＳ」でスタートし、ＥＴ－の残りのメンバー５人が参加した。ここ２年は通常営業を行っていなかったが、今回、いときんの闘病を応援するため年末まで期間限定で再オープン。ＥＴ－や、同じ事務所所属のグループが随時ライブなどを行い、売上げをいときんの治療に役立てる。

　いときんは今月中旬に退院し、現在は通院で治療を受けている。センコウ（３８）によると、この日昼に、いときんが同市内のスタジオに前触れなく現れたといい「今、アルバムを製作中で、レコーディングにいときんも参加する方向で話し合っています」と明かした。今回のイベント開催をいときんは「ありがたいなあ」と感謝し、メンバーに「頼むで」と話していたという。

　ステージ４の肺腺がんであることを公表したヒップホップグループ「ＥＴ－ＫＩＮＧ」のリーダー・いときん（３８）が、同グループが制作中の新アルバムのレコーディングに参加していたことが２９日、分かった。

　関係者によると、いときんは現在、通院の形で投薬治療などを行っているといい、「調子の良い時に声入れをした」という。同関係者は、「自宅や作業部屋で、楽曲制作等々は続けております」と説明、病魔と闘いながら音楽制作を続けていることも明かした。