阪神・淡路大震災から間もなく23年…風化させないために戦い続ける

もうすぐ阪神・淡路大震災から23年となる1月17日。被災地はすっかり復興したようにも見えます。しかしあの時の教訓を忘れないため、決して風化させてはいけない…そんな思いから戦い続けている人たちがいます。

公開日:2018.1.14

2017年1月18日デイリースポーツ終面

 「大相撲初場所・10日目」(17日、両国国技館)
 阪神・淡路大震災から22年、“運命の子”が初めて関取として土俵に上がった。1995年1月17日、震源地に近い淡路島で生を受けた新十両の照強(22)=伊勢ケ浜。琴恵光(25)=佐渡ケ嶽=に寄り倒しで敗れ、誕生日星は逃したが、気迫あふれる相撲を故郷へ届けた。

照強 被災地を勇気づけたい 震災から22年…1・17に生まれた“運命の子”

 「強くなって被災地を照らす力士になるように」との願いを込め、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からしこ名をもらった。2011年3月11日、東日本大震災は東京でも大きく揺れた。「震度7って想像もつかない。東北の津波を見た時、地震ってこんなすごいんだと」。自身の相撲で被災地を勇気付けたい気持ちが、より一層強くなった。

照強 被災地を勇気づけたい 震災から22年…1・17に生まれた“運命の子”

 「土俵に上がって盛り上げること。いい相撲を取って伝えること。自分にはそれしかない。ちょっとでも笑顔になって欲しい」

照強 被災地を勇気づけたい 震災から22年…1・17に生まれた“運命の子”

水崎綾女、仮設住宅で過ごした4年間

阪神大震災で被災の水崎綾女「22年目でやっと気持ちが…」

 女優・水崎綾女(27)が16日、神戸市・東遊園地で行われた「阪神淡路大震災1・17のつどい」の事前準備に参加し、震災から22年となる17日を前に思いを語った。

阪神大震災で被災の水崎綾女「22年目でやっと気持ちが…」

 5歳のときに自宅で被災したという水崎。1年間の避難所暮らしを経て、仮設住宅で4年間を過ごした。

阪神大震災で被災の水崎綾女「22年目でやっと気持ちが…」

 「もっと(震災のことを)話したり、聞いてもいいのかな」と語り、学生との対話にも参加。自身が被災したときに助けてくれた人たちへの恩返しとして「自分にできることをしたい」と前向きに話した。

阪神大震災で被災の水崎綾女「22年目でやっと気持ちが…」

オリックス“被災地の球団”の思い背負い

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