島田一の介 「ダメよダメよ、ダメなのよ~」は森進一の歌詞をヒントに誕生

 吉本新喜劇のベテラン島田一の介(68)は米大リーグを引退したイチロー氏と親交がある。イチロー氏はお笑いに厳しく、一の介のギャグに「あれ、面白くないですよ」とダメ出しもしたことがあるほどの仲だ。一の介のギャグと言えば「ダメよダメよ、ダメなのよ~」。ギャグの起源は何だったのか。吉本新喜劇60周年を支えてきたベテラン俳優の面白さに迫った。

 -2015年に吉本新喜劇特別公演の会見で、イチロー氏が帰国したら新ギャグを見せると。

 「ダメよダメよ、ダメなのよ~」を、「そこよそこよ、そこなのよ~」って変えるだけなんです。フレーズは一緒です。

 -「ダメよ」のギャグはどのように誕生。

 森進一さんの「年上の女(ひと)」という曲の歌詞からヒントをいただきました。もう30何年やってます。(※同曲は1968年にリリース)

 -2014年に日本エレキテル連合が「ダメよ~ダメダメ」で「ユーキャン新語・流行語大賞」で年間大賞をとりました。

 その頃は私がパクったと思った人もいたそうです。私はもう30何年やってるんです。なんでオレがパクんねん!寛平にいさんに言われました。「いっちゃん、お前のギャグ、東京でえらいはやってんで」「ええ!?ダメよダメよ、ダメなのよ~が、はやるわけないじゃないですか」というやり取りをしました。テレビでエレキテル連合がやってるのを見て、ああ、これかと。確かに似てる。まあ、そやけど向こうは「ダメよ~ダメダメ」やからね。僕は「ダメよダメよ、ダメなのよ~」。ちょっと違います(笑)。

 -新喜劇では中山美保さんや島木譲二さんらベテランがお亡くなりになった。

 そらもう寂しいです。譲二は年上ですけど後輩です。よく飲みに行ったしご飯も行った。ボクシングも見に行った。彼は元々ボクシングやってましたからね。譲二は飲み出したら止まらないんです。どんどんいく。彼がお店を出したこともあって。水商売やったら毎日飲んだら絶対だめです。売り上げのためにも飲むからそうなるんですけど。ちょっと糖尿も持ってましたしね。「あんまり飲んだらあかん、無理したらあかん」とは言ってましたが。僕も尼崎でパブをやっていますがあまり飲まないように気を付けてます。

 -新喜劇60周年。ワールドツアーということでファンにメッセージを。

 吉本新喜劇、面白いですよ!劇場に見に来ないとダメよダメよ、ダメなのよ~。

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