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大村崑 夫人と同名女性と交際歴が発覚しキツイ嫌み…「どちらのようこさん?」

インタビューに応える大村崑
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 俳優・大村崑(86)は柔和な笑顔も手伝って今も「崑ちゃん」と親しまれる。しかし、戦後間もない若かりしころは米兵相手に一歩も引かない“けんか太郎”だった。自分より体の大きな相手に勝つ極意を崑ちゃんが熱く語った。他方、女性にはちょっとおくてだったために、9年間付き合った女性と悲しい別れを経験した。崑ちゃんの元気はつらつ人生第4回は、恋人との別れ、夫人からキツ~イ言葉を受けた日々を。

 -洋子さんに逃げられたというのは。

 ある年の大みそかのことでした。ラブレターの返事が半年間なかったので家まで会いに行ったんです。半年も音沙汰ないから心配でね。大阪・梅田の北野劇場での出演が午前中で終わって、神戸でロールケーキをお土産に買って行ったんです。彼女の家は西明石でした。家に着いたら彼女のお母さんが応対してくれて「娘は片付きました」と。「死んだ」っていう意味やと思ってね。びっくりしてケーキを落としてしもた。信じられへん。「いつ?」と尋ねると「つい先だって、所帯を持ちました」と。それで「片付きました」という意味が分かった。結婚したということやった。

 -それはショック。

 ショックよ。ほんまに。西明石駅から電車に乗って泣いた、泣いた。

 -出会いは。

 2人とも貿易会社で勤めていて向かいあって座っていたんです。ぼくが会社を辞めたころに、彼女がラブレターをくれたんです。上着か何かのポケットに入れてくれてたんやったかな。

 -きれいな話。

 きれいでしょ。役者になったときドラマにしたろと思ってたんです。でもね、その後がいかんのです。女房(瑤子さん)と結婚することになって、おふくろに洋子さんとやり取りした手紙を入れた行李(こうり)を預けたんです。ちゃんと鍵もして。で、結婚して瑤子さんがおふくろのとこに遊びに行っときにおふくろが「うちの息子から預かってるけど、私よりあんたが預かった方がいい」って渡したんです。

 -爆笑です。

 おかしいやろ。女房が中身をみた。鍵は簡単にはずれたらしいわ。その日のことははっきり覚えてるよ。家に帰ったら瑤子さんの顔が変わってんねん。僕を見て「あの、寝室にあがってください」と。何があったんやと思うやんか。寝室に入ったら洋子さんとのラブレターが僕のベッドに全部広げてあったんです。

 -それは怖い。

 怖いやろ。それからしばらくは「瑤子さん」て呼んでも、「どちらのようこさんですか」って。

 -大変笑わせて頂きました。

 喜劇人ですからね。今は喜劇人は関西では僕と芦屋小雁ちゃんくらいしか残っていない。喜劇人がいなくなって何が寂しいかというと、喜劇人の笑いには人生の教えがあったんです。今はただもう笑うだけ。いじったり。漫才では相方の頭をしばいたり。

 -頭をしばくと言えば、以前、日本テレビ「ダウンタウンDX」に出演されました。

 あの時はね…。(次回に掲載)

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