橋下氏、維新・松野代表を告訴へ

 大阪市の橋下徹市長(46)=大阪維新の会代表=が24日夜、自身のツイッターで、維新の党の解党に反対している松野頼久代表に関して「松野氏はつい最近、政党の事務所所在地などを変更する書類を維新の党の代表者として作成し、関係各署に提出した。本日成立した維新の党の新執行部は松野氏を有印私文書偽造、同行使罪で告訴することを決定した」と投稿した。そのうえで「維新の党は、週明け、松野氏を刑事告訴するようだ」と記載した。

 一連の維新の党の分裂問題は、橋下氏に近い大阪組が、松野氏ら執行部を「任期切れ」と指摘し、この日、大阪市内で開いた臨時党大会で解党を議決。解党および政党交付金の国庫返還手続きを行うために、馬場伸幸衆院議員を代表とする新執行部を選出した。

 これまでに松野氏ら東京組は、大阪市の党本部で保管されている政党交付金が入金される口座通帳、印鑑の返還を求めたが大阪側は拒否。橋下氏は23日の会見などで、松野氏らが「勝手に住所変えて、印鑑証明を使えなくしている」と述べ「もうヤミ金融の手口と同じだ」と批判していた。

 一方で、東京側の執行部は、この日、今井雅人幹事長名で「告知文」を発表。大阪側が開いた臨時党大会を「代表が招集していない集会は、何ら維新の党の党大会といえるものでない」とし「解党を決議する権限も、解党届を提出する権限も一切存しない」と主張。

 今後、新執行部が総務省に提出する見込みの解党届などに関して「登記されている松野頼久名義以外の一切の届け出を受理しないものと認識している」とし「代表である松野頼久以外のものが、松野頼久の名義を盗用して係る書面を作成・提出した場合、明白に有印私文書偽造・同行使に該当するものである」と指摘した。

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