ベテラン人気俳優、一番のお宝はデヴィッド・ボウイのグッズ 映画で念願の共演「常に憧れの存在」

 ベニチオ・デル・トロ(58)の最も大切な宝物は、故デヴィッド・ボウイのサイン入りLD(レーザー・ディスク)だという。ボウイの大ファンとして知られるベニチオ、アメリカ人アーティストのジャン=ミシェル・バスキアの生涯を描いた1996年の映画「バスキア」では念願の共演を果たしてもいた。

 1976年公開の『地球に落ちて来た男』のLDが今回のお宝で、同作でボウイは、干ばつに苦しむ故郷の惑星に水資源を持ち帰ろうとする宇宙人トーマス・ジェローム・ニュートンを演じていた。

 ポッドキャスト「サウンドトラッキングwithエディス・ボウマン」に登場したベニチオはこう明かす。「ボウイとの出会いは『レッツ・ダンス』とそれに続く『ブルー・ジーン』が入ったアルバム(『トゥナイト』)だったんだけど、自分にとってボウイは常に憧れの存在でね」「『地球に落ちて来た男』のレーザーディスクを持っていて、大好きな映画だ。彼はそこにサインを書いてくれた。どれだけ僕にとって大切かわかるよね?」「よくわからずにこっちは『これにサイン貰えますか?』て感じでね。とても優しかった」「『ライヴ・サンタ・モニカ’72』『ロウ』『スティション・トゥ・ステイション』が大好きなんだ」。

 そんなベニチオは、「バスキア」でアンディ・ウォーホルを演じたボウイとの共演について以前、「メイクアップトレーラーに入ったら彼がいた。僕の隣に座り、とても普通で、とても謙虚だった」と回想、自分のアイドルとの対面は非現実的だったと話していた。

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