米ラッパーが車の運転中に射殺される 所属グループのメンバーも2020年に射殺

米ラッパーのFBGキャッシュがイリノイ州シカゴで車の運転中に射殺された。31歳だった。

 キャッシュこと本名トリスタン・ハミルトンは10日、助手席に眠る女性を乗せ運転中に敵対していたある者が放った銃弾で帰らぬ人となった。ちなみにその約12時間後に新曲『クレイジー・レーン』をリリースする予定となっていた。

 インスタグラムに同新曲の告知もしていたキャッシュは、アドヴォケイト・クライスト・メディカル・センターに緊急搬送されたものの死亡。車中で隣に寝ていた女性も左腕と背中を撃たれ重体だとCBSニュースが伝えている。

警察によると、当日午前5時半頃、シカゴのオーバーン・グレシャム近辺を車で走っていたキャッシュは、隣に着けた車から銃撃されたそうだ。同乗していた女性の名前は明らかになっていない。

 一方、加害者は西に向かって逃走、逮捕には至っていない状態だ。現在ソーシャルメディアにはキャッシュを偲ぶ言葉や銃撃に関する陰謀論の投稿で溢れている。

 そんなキャッシュが所属していたラップグループの「フライ・ボーイ・ギャング(FBG)」は、2020年にもメンバーだったFBGダックこと本名カールトン・ウィークリーが覆面姿の4人グループから38発の銃弾を受け死亡している。

 その4人は、2台の車から人通りの多いゴールド・コースト・ストリートに繰り出し、息子の誕生日祝いのプレゼントを買っていたダックを殺害したという。その後昨年10月に、同事件に関して、ストリートギャンググループ、シカゴO-ブロックのメンバー5人が逮捕された。

捜査によると、ダックもあるギャンググループの一員で、ミュージック・ビデオを自慢げに話していたことで、ライバルチームから反感を買っていたそうだ。

 ちなみにダックの死に関してキャッシュの関わりが当時噂されたが、本人は否定していた。

 またキャッシュは昨年、車の運転中に銃を所持していたとして逮捕されてもいた。常習犯及び武器不法所持の罪で取り調べを受けたものの、その後釈放されていた。ヒップホップデータベースによると、FBGのほとんどがギャングメンバーで、血まみれの闘争の最中だそうだ。

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