ダニエル・クレイグ スピルバーグ監督の勧めで007役を受ける

 俳優のダニエル・クレイグ(53)はスティーブン・スピルバーグ監督に勧められてジェームズ・ボンド役を受けることにしたという。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)を含む「007」シリーズ5作に出演した後、同役を降板したダニエルは、ホテルで偶然出会ったスピルバーグ監督に背中を押されて『007/カジノ・ロワイヤル』への出演を決めたそうだ。

 ザ・サン紙によると、ダニエルはこう話したという。「スティーブンが同じホテルにいたんだ。これほどハリウッド的な瞬間はないだろ?そこで僕は『この脚本を読んでくれませんか?』って頼んだ。彼は素早くそれを読んで、『君はこれをやらなければならない!』って言ったんだ」「僕にとって、彼のような人が僕と同じくそれにインスパイアされたっていうことがとても重要なんだ」

 しかしながら、『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』でアカデミー賞を受賞したスピルバーグ監督が太鼓判を押してくれたにも関わらず、まだ迷いがあったそうで、「僕は、驚くべき監督達による素晴らしい映画に出演していた。だからナーバスだったよ。『ボンドをやって、全てを台無しにしたくない』ってね。でも『カジノ・ロワイヤル』の脚本を読んで『大丈夫。これは良いものになる』って思ったんだ」と当時を振り返っている。

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