ジョニー・デップ、元妻アンバー・ハードとさらに泥沼化

 ジョニー・デップ(55)が、元妻アンバー・ハード(32)が結婚の1か月後から実業家のイーロン・マスク(47)と浮気していたと暴露した。ワシントン・ポスト紙にドメスティックバイオレンスの被害者として寄稿したアンバーに対して5000万ドル(約55億円)の名誉棄損訴訟を起こしているジョニーは、彼女が2015年3月にテスラの創業者として知られるマスクとの不倫を始めたと主張している。

 2016年5月に離婚を申請するなりジョニーが暴力を振るうようになったと非難しているアンバーだが、訴状によると、夫婦間での資産の分担を取り決めようとしたことを知ったアンバーがジョニーにボトルを投げつけ、彼の指に大けがを負わせたとされる大喧嘩をきっかけにマスクとの関係を始めたという。

 一方で2017年4月にアンバーと一緒にいるところを初めて撮影され、その数か月後に破局したマスクの代理人は、アンバーが離婚するまで不貞行為はなかったとしている。

 アンバー本人はコメントを差し控えているものの、弁護団は彼女を黙らせようとしているとして訴えを一蹴している。

 さらにジョニー側は、アンバーが主張する虐待被害が虚偽であることを証明する数々の目撃者を用意しており、アンバーの訴えを「手の込んだ悪戯」としている。ザ・ブラストが入手した記録によると、2人が住んでいた建物の4人の従業員と隣人は、アンバーが主張する口論が起きた時に目に見えるような怪我や、2人の間に虐待があったかと質問された際、全くなかったと宣誓下で証言したという。

 2人が住んでいたマンションの管理会社を所有するトリニティ・エスパラーザさんによると、虐待があったとされる5月21日からその後2日間にかけて何度かアンバーを見かけたそうで、その際には顔や体に明らかな傷跡は見当たらなかったものの、アンバーがジョニーから虐待を受けているとして保全命令を申請した27日にはあからさまに右目の下部に傷跡があったという。ジョニーに対してアンバーが裁判所に申し出た際に、公開された写真を見るなり、エスパラーザさんは防犯カメラの映像を確認したそうで、何度も顔に怪我がないアンバーを見かけていたうえ、時間にずれがあると感じたため、訴えが嘘だと疑ったそうだ。

 また警備員のアレックス・ロメオさんも、当時何度もアンバーを見かけたが、誰かに殴られたり、何かを投げつけられたりした様子がなかったとして、アンバーの主張に疑問を呈しているという。その他2人の従業員も証言台に立った際、事件が起きたとされる時期に何度もアンバーに会ったが、顔には痣や切り傷などの怪我はなかったとしている。

 一方でジョニーとは37年もの付き合いになる近所に住むアイザック・バルッチさんによると、2人が喧嘩したとされる日の翌朝にアンバーに会うなり、「ジョニーが私を殴ったの!電話を投げつけて、殴った!」と大声を上げて訴えられたそうだ。さらにアンバーは首の傷を見せようとしたそうだが、怪我は見当たらず、その週には負傷している姿が見られなかったものの、5月27日には明らかな傷跡があったという。

 ジョニーの弁護士は、事件前後に複数のカメラで撮影された87もの証拠映像を提出している。

(BANG Media International)

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