セックス・ピストトルズがドクター・マーチンからカプセルコレクションを発表する。唯一のスタジオアルバム『勝手にしやがれ！！』のジャケットにインスパイアされた同ブランドの最新コレクションには１９７７年の曲『プリティ・ヴェイカント』からの歌詞が引用されている。

　フロントマンのジョン・ライドンはこう話す。「（英テレビシリーズ）『ドクター・マーティン』もいいけど、俺は（靴の）ドクター・マーチンの方が好みだ。ずっと履いてきたし、未だ現役だ。ドクター・マーチン、俺が選んだ靴。健康に異常なし」

　一方、ユニバーサル・ミュージック・グループのグッズ販売を担当するブラヴァド社は同バンドとドクター・マーチンの反体制スピリットは完璧にマッチするとして声明にこう綴っている。「セックス・ピストルズが１９７５年に怒涛の如くシーンに現れた時、音楽の歴史は永遠に変わりました。振る舞い、歌詞のオリジナリティー、ＤＩＹの服と彼らにまつわる全てが体制への、きれいに畏まったポップ文化への反抗でした。爆音で生意気、規則に縛られない音楽の時代への牽引役を果たしたのです。短い２年間の活動の中で彼らが残したアルバムは『勝手にしやがれ！！』のみですが、彼らの伝説は未だに語り継がれています」「これはドクター・マーチンの反体制の精神と完璧に呼応するものです。このブランドはサブカルチャーと共存し、我々は彼らからの影響を受け続けています。よってこのコラボレーションはより意義深いものなのです」

　待望の同コレクションは定番モデルの１４９０　１０ホールブーツ、１４６０　８ホールブーツ、１９２５スティールトゥ、そしてキャンバス地スニーカーのプレスラー、スリッポンのトゥーミー、Ｔシャツなどで構成されている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）