エド・シーラン、100万ドルの賠償金を求めて提訴される

 エド・シーランが100万ドル(約1億1000万円)の損害賠償金を求めて訴えられた。エドは『シンキング・アウト・ラウド』が故マーヴィン・ゲイによる1973年作『レッツ・ゲット・イット・オン』を盗用したものだとして、ゲイの同曲一部の著作権を所有するストラクチュアド・アセット・セールス(SAS)社から裁判を起こされた。

 ニューヨークで提出された法的書類によると、原告側はエドが2014年に発表した同曲が「メロディー、リズム、ハーモニー、ドラム、ベースライン、バックコーラス、テンポ、シンコペーション、繰り返し部分」など大部分においてゲイの曲と似通っていると指摘している。

 被告にはエドのほか、ソニーATVミュージックパブリッシング、アトランティック・レコード、エドの共同作曲者であるエイミー・ワッジが挙げられている。

 エドは過去に『レッツ・ゲット・イット・オン』の共同作曲者であるエド・タウンゼンドの遺族から同じような理由で訴えられていたが、盗用の事実を否定していた。

 また昨年7月、エドは2000万ドル(約22憶円)を求める『フォトグラフ』著作権侵害の訴えにおいて和解に至っていた。

 2016年にソングライターのマーティン・ハリントンとトーマス・レナードは、エドの同曲が、2人が作曲を手掛けたマット・カードルの2012年発表曲『アメイジング』の盗作だとして裁判を起こしていたが、和解に至ったことで棄却され、その合意内容については明かされていない。

 ゲイの遺族は2015年、ロビン・シックの『ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ』がゲイの『ガット・トゥ・ギヴ・イット・アップ』に酷似しているとした訴えで、ロビンと参加アーティストのファレル・ウィリアムスから730万ドル(約8億1000万円)の損害賠償を勝ち得ている。ロビン、ファレル共に盗用の事実は否定しており、上訴により賠償金は減額に至ったものの、ゲイの遺産管財人は『ブラード・ライン』の50パーセントの印税を受け取ることになっている。

(BANG Media International)

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