ボン・ジョヴィがワールド・ツアーの追加公演を発表した。北米で現在敢行中の「ビコーズ・ウィー・キャン」ツアーが人気を博していることから、同バンドはロサンゼルス、ラスベガス、ダラス、トロント、モントリオールなどの各都市を今秋に再び訪れるだけでなく、新たな都市にも進出するという。　

　その内サマーツアーは、７月１２日のシカゴを皮切りに、その月の２７日にニュージャージーのラザフォードでクライマックスを迎え、その後しばらく休止を取った後に、１０月２日からバンクーバーでツアーを再開し、１１月８日にモントリオールで幕を閉じることになっている。

　４月には、ギタリストのリッチー・サンボラがカナダ、カルガリーでのコンサート直前にツアーから急遽降板してしまう思わぬ事態に面したボン・ジョヴィだが、その後なんとか想定外の事態に対処しているようだ。ただ、フロントマンのジョン・ボン・ジョヴィが、２０１１年当時にもアルコール依存を理由にリッチーが１３公演を抜けてリハビリ治療をしていたことを今回の離脱の原因ではないかと言及したことで、リッチー本人から怒りを招いてもいた。リッチーはジョンに対して、「デタラメを言うのはやめろ」ときつく反論している。

　また、リッチーの代役としてリード・ギタリストに急遽抜擢されたフィルＸはその当時、「ファンはボン・ジョヴィを見るために金を払ってるのにさ、これじゃ丸々楽しめたってことにならないよね」と複雑な心境を語っていた。　

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）