オードリー若林正恭が直木賞候補に アメフト通じ青春描いた初小説「青天」「とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品」来月15日選考会
第175回芥川賞、直木賞の候補作が10日、発表され、直木賞にオードリーの若林正恭(47)の小説「青天(あおてん)」など5作がノミネートされた。選考会は7月15日に都内で開かれる。
「青天」は、若林が学生時代に部活で行っていたアメフトをテーマにした青春小説。自身が高校3年生だった1999年を舞台に、弱小高の「アリ」こと中村昴が強豪校に敗れた後、自分自身のふがいなさにもがき続ける中で再び競技と向き合う姿が描かれる。「アオテン」はアメフト用語で「試合中にあおむけに倒されること」を指す。
初小説だが、文筆家としては2013年の初エッセー「社会人大学人見知り学部 卒業見込」がベストセラー。18年の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」は第3回斎藤茂太賞を受賞し、3冊目の「ナナメの夕暮れ」が42万部超と実績を残してきた。
今作も期待度が高く、発売前に重版が決定。すでに累計発行部数29万部の大ヒット中。若林は「とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした。主人公のアリが、想像よりずっと力強く、遠くまで走っていくなあと。『そのまま直木賞にぶち当たってこい』と背中を見守る気持ちです」とコメントした。
過去に直木賞候補になった芸能人には、SEKAI NO OWARIのSaori(藤崎彩織名義で「ふたご」)やNEWSの加藤シゲアキ(「オルタネート」と「なれのはて」の2回)らがいる。受賞した作詞家のなかにし礼さんや芥川賞作家のピース・又吉直樹に続く快挙となるか、注目される。
