「日本に帰れない」野人・岡野雅行氏「ジョホールバルの歓喜」直前にかけられた言葉で奮起「みんなが僕を見捨ててない」
テレビ東京系「一流が目撃!大谷翔平・サッカーW杯衝撃の瞬間ランキング 本人と見直したら新発見SP」が29日、放送された。
一流アスリートをゲストに招き、スポーツの名場面を振り返る。
サッカー元日本代表の岡野雅行氏、北澤豪氏、名波浩氏、城彰二氏は「ジョホールバルの歓喜」を名場面として振り返った。
伝説の名シーンは、1997年に日本サッカーが初のW杯出場を決めた瞬間。岡野氏が歴史的な決勝点を叩き込んだ。
日本中が見守る大一番で途中出場した岡野氏はゴールデンゴール方式の延長戦開始と同時に、ピッチへ投入され「野人」と称された驚異のスピードで幾度となくゴールに迫りながら決定機を決めきれずにいた。
岡野氏は当時の心境を「もうホント、やばいと思ってますからね…。精神的には。『これはもう日本に帰れない…』って、ずっと思っていました」と述懐。
「名波がね…。僕に。ずっと覚えてるんです。ヒデ(中田英寿氏)も背中さすってくれてて。(名波氏が)『いいよ。岡ちゃん分かるよ。それはそうだよ。こんな場面で出てきて緊張しない奴いないから。いいよ、岡ちゃん、一発入れたらチャラにするから!』って。言葉をもらってスーって(力みが)抜けたのを覚えてるんですよね」と話した。
名波氏は「(ゴールデンゴール方式の)ルールだからね」と笑顔。岡野氏は「みんなが見捨ててないんだ。僕のことを…って。やっと緊張が解けたのがこの瞬間」とチームメートたちへの感謝を振り返った。
歓喜の瞬間は延長戦の後半に訪れた。のちにイタリアのセリエAでもセンセーショナルな活躍をすることになる中田英寿氏がドリブルで駆け上がり、左足で強烈なミドルシュート。イランのキーパーがはじいたボールを岡野氏がスライディングで押し込んだ。
岡野氏はVTRを見ながら「これ、北澤が言ってたけど。(ゴール後は)スライディングしないでいいって言ってましたね」と述懐。北澤氏が「普通にポンってやれば…」と苦笑すると、岡野氏は「本能ですよ。もう…」と笑みを見せていた。
