向井地美音「AKB48がもう一度、アイドルで1番という時代が絶対に来る」4月3日に卒業コンサート
AKB48の向井地美音(28)が、4月3日に卒業コンサートを迎える。門出を前に胸中を直撃。中心メンバーとして活動してきた前総監督は「AKB48がもう一度、アイドルで1番という時代が絶対に来る」と熱き思いを後輩に託し、13年在籍した愛するグループに別れを告げる。
誰よりも強いグループ愛があふれた。元々はファンだったところから自身の名前を冠した卒業コンサートを開催するメンバーにまで上り詰めた。「加入した時から、私はAKB48が一番大好きだと貫き通してきた。逆に私の強みってそれしかなかった。AKB48を好きな気持ちは誰にも負けていない」。自信を持って言い切った。
昨年、愛するAKB48が20周年の節目を迎えたことが向井地の中では区切りとなった。「20周年を現役メンバーとして迎えたいという願いがあった。昔、ソロコンサートで『20周年まで私はAKB48で頑張りたい』と言った。その時は若さの勢いのままの発言だったけど、ファンの方もそれを信じてついてきてくださった。その言葉が自分の心の支えになっていて約束をかなえたかった」。願いを成就させ、思い残すことなく決断した。
強い“AKB愛”は3代目総監督にも押し上げた。2代目の横山由依からは「誰かのまねではなくて美音の思うままの総監督になってほしい」と言葉をもらった。ただ、総監督という立場は悩むことも多かったという。
「ファンとして見てきた全盛期のAKB48の存在があまりに大きすぎた。自分の作るAKB48がいろんな歴史を止めてしまって自信がなくなった。グループを好きだと思えなかった時期も正直あった。でも、メンバーのことが大好きな気持ちは本当にずっと変わらなかった。メンバーが支えてくれて、みんなの力で『今のAKB48もいいよね』と思えた」
紅白歌合戦や地上波レギュラー番組、東京ドーム公演…かつては当たり前だったことを失ったからこそ重みに気づいた。「失って新たに得たものもあって、またみんなで一つとなって大きな目標に向かっている」。初心を忘れない気持ちで挑み続けてこられた。
総監督という立場からSNSなどで自ら発信することも恐れず、問題があれば矢面に立った。「自分もファンだったからこそ応援してくれている方に対して何も言わないのはすごく申し訳ないと思った。しっかり言葉を届けたかった」と振り返り、「今になって『みーおんがああいう時にちゃんと言葉を届けてくれたから、安心してAKB48を応援できたよ』と言ってくださる方もいた」と胸を張った。
卒業コンサートでは自らセットリストを組み、ファンへの感謝、そして現役メンバーに思いを伝える。「今のAKB48がまたドームに立つ姿も想像できる。1周回ってもう一度、アイドルで1番という時代が絶対に来る」とも確信し、「本気で泣いて、本気で笑って、全力で青春をしてほしい」とエール。卒コンで思いを託し、4月30日のAKB48劇場での卒業公演を最後に旅立つ。
◇向井地美音(むかいち・みおん)1998年1月29日生まれ。埼玉県出身。13年1月にAKB48の15期生オーディションに合格して加入。14年の38枚目シングル「希望的リフレイン」で初の選抜入り。16年の44枚目シングル「翼はいらない」で初センター。19年4月から24年3月16日までAKB48グループ3代目総監督を務めた。愛称は「みーおん」。身長150センチ。血液型O。
