渡部愛加里「もう一度アイドル」も選択肢 HKT48時代の先輩・FRUITS ZIPPER月足天音からも刺激

 元HKT48の渡部愛加里(21)が、復帰後初仕事として初の写真集「シアワセ」(宝島社)を発売した。2023年3月にグループを卒業してから服飾の専門学校に通うなど一時は芸能界を離れたが、同書で本格復帰。タレントとして再始動した。

 写真集でHKT48時代にはなかった水着やランジェリーのカットにも挑戦し新たな姿を披露。「水着などのグラビアは初めてでした。でも、今回がきっかけで初めてのことへ挑戦することのハードルが下がった気がします」と語った。

 かつて活動の拠点だった福岡で撮影。思い出の場所に加え、現役アイドルの時は縁がなかった中洲の屋台など20歳を超えた今だからこそ実現したシチュエーションもあり、「自分らしく素の表情をたくさん詰められた」とアピールした。

 HKT48でのアイドル経験があったからこそ再びの活動にも踏み出せた。「アイドルをやったことで人前で話すことへの苦手意識はなくなった」と明かし、「昔は人に話しかけられても逃げ出しちゃうような子だった。授業参観とかでも、周りのみんなが手を挙げているのに自分は絶対に挙げられなかった」というほど人見知りだった。

 グループ卒業後は興味のあった服飾の専門学校に通い、一般学生として過ごした。「ショップ店員のインターンなどもやらせていただいた。今の年齢でこの体験ができたのはよかったし、大事なことだと思った」と、芸能界を離れたからこそできた貴重な経験を積んだ。

 アイドルのセカンドキャリアの厳しさは知った上で、芸能界に戻ることを決めた。HKT48時代の先輩で現在FRUITS ZIPPERのメンバーとして活躍する月足天音(26)を見たことも再び気持ちが動いたきっかけでもあった。

 「昔は考えられなかったけど、もう一度アイドルをすることもありなんだと思えた。天音ちゃんを見て自分の中では絶対になかったことが選択肢の一つになった」

 今はアイドルとしての活動予定はないというが、選択肢としては持っている。「今の事務所に所属させていただいて、またファンの皆さんと会う機会をつくっていただけたのはありがたいです。こうやって写真集も出せました」と感謝した。

 さらに「HKT48の時はシングルでセンターをやってみたかったという思いはあったけど口には出せなかった。人生後悔しないように明確なやりたいことができたら口に出していきたい」と決意。まだ21歳。無限の可能性が広がっている。

 ◇渡部愛加里(わたなべ・あかり)2004年10月18日生まれ、神奈川県出身。18年1月、「第3回AKB48グループ ドラフト会議」でHKT48チームHに1巡目で指名される。19年3月、12枚目シングル「意志」で表題曲初選抜メンバー入り。23年3月、グループ卒業。趣味はファッションとアイドル鑑賞。特技はどんなに朝早くてもすぐに起きられること。身長154センチ。

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