清水尋也被告に拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決 判決にしっかりとした口調で「はい」
麻薬取締法違反の罪に問われた俳優の清水尋也被告(26)に対し、東京地裁は19日、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
清水被告は黒色のスーツに白色のマスクをつけ、整えた身なりで入廷。判決を聞くと少しうなずいていた。
裁判官からは「大麻の薬理効果に惹かれて何度も入手し、大麻への親和性が認められる。犯行前に頻度も上がっていた。その責任は軽くない」と厳しく指摘された。一方、保釈中に自助グループに通っていたことや、兄で俳優の清水尚弥(30)が証人として出廷し「(保釈後は)同居をして僕が監督をしている」と説明したことなども踏まえ、裁判官は「今回は更生の機会を与える」と説明した。
そして、裁判官から「執行猶予の後も過ちは許されない立場」「法廷で考えたことや述べたことを忘れずに頑張ってください」と呼びかけられた。時折うなずきながら聞いていた清水被告は「はい」としっかりとした口調で答えた。
裁判が終わると、裁判官、検察、傍聴席の順に礼をして法廷を後にした。
清水被告は8日の初公判で起訴内容を認め、被告人質問では謝罪と反省の弁を述べていた。今後は「一般の仕事を探して働いていくつもり」とし、俳優への復帰は熟考する考えを示していた。
