戦隊シリーズの降板騒動 テレ朝社長謝罪「子供向け番組で申し訳ない」20歳未満での飲酒の今森茉耶への損害賠償は「検討していない」
テレビ朝日が25日、都内の同社で定例社長会見を行い、西新社長らが出席した。
同局系スーパー戦隊シリーズ最新作「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」でのキャストの放送中の降板について、西社長は「子供向けの番組でもございますので、このような事案が発生したことについては誠に申し訳なく思っています」と謝罪した。
同ドラマでは一河角乃/ゴジュウユニコーン役を俳優の今森茉耶が演じ、初の女性ブラック戦士として話題だった。だが、今森の20歳未満での飲酒が発覚し、所属事務所からも契約解除され、今月8日に同ドラマの降板が発表されていた。降板発表から1週間後の15日に俳優の志田こはくが抜てきされ、30日放送の第40話から出演する。
志田は既にスーパー戦隊シリーズ(「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」・2022~2023年放送)で、ヒロインの鬼頭はるか/オニシスター役を演じた経験もあるが、今回の急きょの出演はメイン役ながら放送開始約9カ月後の第40話から登場という異例の起用となった。
西社長は、再発防止策として出演者に対して研修を行うなどする考えを明かした。また、今森に対して損害賠償などを求めることは「検討していない状況です」とした。
