維新・藤田代表が削除拒否した赤旗記者名刺X晒し→記者に「刺されないよう」脅す行為や1万2千件メールと赤旗抗議「被害拡大」 藤田氏に通告「今後法的な検討に入る」

 しんぶん赤旗は12日、同紙が公金疑惑を報じた日本維新・藤田文武共同代表が、Xで赤旗の取材記者の名刺を公開した件で、削除と謝罪を求めたが、期限に設定した10日までに藤田氏側からの回答や投稿削除などがなかったと明らかにした。文面を公式HPに掲出し「今後、法的な検討に入ることになります」としている。

 藤田氏はSNSにアップした赤旗記者の名刺は、記者の携帯電話番号とメールアドレスの一部を塗りつぶしており、閲覧できるのは公表されている赤旗編集部の住所などだと主張。赤旗を「公平性を重視する報道機関ではない。共産党のプロパガンダ紙と認識している」とし、出演したテレビ番組でも「ここは折れる気ない」「これは政党と政党のシンプルなやり取りで、一般の報道機関との扱いは違うと思っている」と述べていた。

 赤旗側は「政権与党によるジャーナリズムの取材活動への重大な妨害、威嚇行為」「個人情報の無断公開によるプライバシーの侵害」と抗議。今回の文面には、「名刺画像には記者の氏名や部署、編集部の非公開の直通電話や、ごく一部を消した記者の携帯番号、メールアドレスなどの個人情報が含まれていました」と指摘。

 これまでにネット上には「記者名を示して『顔もあちこち出ているから、調子に乗って刺されないように前後左右気をつけていないといけない』と書き込んだ、刑法の脅迫罪にあたる可能性のある投稿もありました。(現在は削除)」と訴えた。

 「11日正午までに、記者のメールアドレスには、自動返信機能を悪用した1万2690件もの大量メールが届くなど正常な業務ができない状態になっています。申し入れをした4日時点では5千件超でしたが、藤田氏が削除をしないため、被害が拡大しています」とし「申し入れで指摘していた『記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険』が現実のものとなっています」と抗議している。

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