近藤真彦 昭和コンセプト公演に道産子熱狂 石原裕次郎さんと縁「財産ですよね」 野村義男とのライブも発表

 歌手の近藤真彦(61)が3日、北海道小樽市の小樽市民会館で全国ツアー「近藤真彦 爆音雷舞集会(笑)~F愛上等伝説~」の公演を行った。歌手デビュー45年目にして初開催となる小樽でのライブでは、昭和をコンセプトに、代表曲「愚か者」「ギンギラギンにさりげなく」に加えて先輩である「新御三家」の楽曲など全30曲を披露。集会に駆けつけた道産子たちを熱狂させた。

 歴史と文化が息づく北の港町で、ヤンチャな“集会”が開かれた。レトロなテレビを模したスクリーンに流れる若き時代のライブ映像と重ねるように「KOでOK」のイントロが流れると、チェックのジャケット姿のマッチがステージに登場。冒頭MCでは、もはや鉄板ネタと化した聴力検査啓発CMの再現など、のっけから絶好調だった。

 タイトルに語感の強い漢字を並べたツアーのコンセプトは、ヤンチャさがあふれていた昭和の世界観。「昭和の『4649(ヨロシク)』テイストだけど、本気でやってると思われないように(笑)をつけている」と苦笑するが、客席には自作の特攻服に身を包んで声援を送るファンの姿も。舞台では昭和の音楽シーンをけん引した西城秀樹さん、野口五郎(69)、郷ひろみ(69)の楽曲も歌唱。海援隊「贈る言葉」のカバーでは、自然と会場全体が合唱した。

 長いステージ人生だが、意外にも小樽では初ライブ開催。ただ当地にゆかりのある昭和の大スター・石原裕次郎さんとつながりがあった。「お互いに中継だったけど、テレビの番組で何度か一緒に歌わせてもらった」。また、1983年に「たのきんスーパーヒットシリーズ」の映画「嵐を呼ぶ男」で主演を務めた縁で「日活のスタジオでごあいさつをさせてもらった」と懐古。「石原裕次郎さんとお会いしてお話しができた。お会いした昭和のスターだと(美空)ひばりさんと裕次郎さんは財産ですよね、僕の」としみじみと語った。

 舞台上では盟友・野村義男(60)とのライブ公演「MasahikoとYoshio Live Tour2026」の開催も発表。来年2月に全国4都市を巡り「コンセプトはまだまだこれからだけど、よっちゃんが入るから、ロックの色を強めたいな」とイメージを膨らませている。昭和の懐かしさを大切にしながらも、立ち止まることはなく令和の時代を突っ走る。

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