元東映剣会の殺陣師・菅原俊夫さんが、８月３１日、老衰のため京都市内の自宅で亡くなったことが８日、分かった。８４歳。東映が発表した。葬儀は家族葬ですでに執り行われたという。

　親交の深かった里見浩太朗と北大路欣也が追悼のコメントを寄せた。

　里見浩太朗

「長年同じ釜の飯をたべながら東映時代劇と云う素晴らしい夢の世界の中で共に闘って来た親友、殺陣師の菅原くんが天国へ旅立ってしまった。映画、テレビそして舞台、それぞれの場面で素晴らしい剣の舞を演出し、主役の姿を立たせ大勢のお客様を喜ばせてくれた。時には抱き合って喜び、時には云い争いをしながら一場面を創って来た。もっともっとこの世界で一緒にしていきたかった本当に残念でなりません。　”菅ちん”帰って来てくれ！！」

　北大路欣也

「１０代から長年殺陣の指導をしてくださった菅原さん　映画・テレビ・舞台の世界で素晴らしい感動の作品を勇愛を持って支え、吹き上げて戴きました。私の役者人生で俊夫さんとの出逢いは幸せいっぱいです。多謝再見　合掌」